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アイコン 【兵庫】1805年創業の淡路瓦メーカー「朝日窯業」が破産 道上瓦工業も同日開始決定


兵庫県南あわじ市の淡路瓦メーカー朝日窯業(株)(南あわじ市、法人番号:4140001085477)と、瓦関連業の(有)道上瓦工業(同市津井、法人番号:7140002069930)が、2026年9月7日、神戸地裁洲本支部から破産手続きの開始決定を受けた。

朝日窯業は1805年創業とされ、220年以上にわたり瓦づくりを手掛けてきた老舗。日本を代表する瓦産地の一つである淡路島で、陶器瓦やいぶし瓦を製造し、「朝日佐十郎いぶし瓦」「古代いぶし玄武」などを展開していた。

両社の破産管財人には髙本直彰弁護士が選任されている。財産状況報告集会、廃止意見聴取、計算報告などの期日は2026年11月16日午前11時。事件番号は朝日窯業と道上瓦工業で令和8年(フ)第39号・第40号となっている。

 

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1805年創業、220年以上続いた淡路瓦の老舗

大阪府建築士会が2020年に発行した「建築人」では、朝日窯業を「1805年創業の伝統ある企業」として紹介している。

同社は、多様な形状や仕上げの屋根瓦を生産できる体制を整え、特注品にも対応。オートメーション化による生産効率化を進める一方、特殊な瓦や伝統建築向け製品など、量産品だけでは対応しにくい分野にも取り組んでいた。

南あわじ市も、市内の「淡路瓦製造・施工・販売」企業の一つとして朝日窯業を掲載。淡路瓦工業組合では陶器支部の加盟企業として登録され、代表者には道上哲治氏が掲載されている。

「朝日佐十郎いぶし瓦」「古代いぶし玄武」などを製造

朝日窯業は陶器瓦、いぶし瓦の製造販売と屋根工事を手掛けていた。

製品には伝統的ないぶし和瓦「朝日佐十郎いぶし瓦」をはじめ、「スーパー佐十郎瓦」、防災瓦「FORUTE」、S型防災瓦などがあり、住宅向けから伝統建築向けまで幅広い瓦を展開していた。

なかでも特徴的なのが「古代いぶし玄武」。通常のいぶし瓦より高温で焼成することで、長期間を経たような自然な窯変による黒色の風合いを持たせた製品で、古建築や歴史的景観への使用を想定して開発されていた。

同製品は高温焼成によって吸水率を抑え、寒冷地での凍害への耐久性も高めていたとされる。

台湾・中国など海外の伝統建築にも対応

朝日窯業は国内だけでなく海外市場にも取り組んでいた。

大阪府建築士会の紹介では、「古代いぶし玄武」を台湾や中国の伝統的な瓦や特殊な形状に合わせて製造するなど、海外案件にも対応。国内外の大型プロジェクトへ事業領域を広げていたとされる。

大量生産品だけでなく、特殊形状や古建築向けの注文に対応できる技術力を特徴としていた瓦メーカーだった。

道上瓦工業も同日に破産開始決定

同じ9月7日には、南あわじ市津井の有限会社道上瓦工業についても破産手続きの開始決定が出された。

道上瓦工業は公開事業者情報で瓦業者として確認されており、本店所在地は南あわじ市津井1540番地。法人番号は7140002069930。

朝日窯業の代表者が「道上」姓であることに加え、両社が同日、同じ神戸地裁洲本支部で連番となる事件番号により破産開始決定を受けているが、両社の資本関係、親族関係、グループ会社関係を確認できる公開資料は現時点で確認できていない

このため、両社を「関連会社」「同族企業」などと断定することはできない。

朝日窯業・道上瓦工業の概要

項目 朝日窯業(株) (有)道上瓦工業
法人番号 4140001085477 7140002069930
所在地 兵庫県南あわじ市松帆古津路 兵庫県南あわじ市津井
主要事業 陶器瓦・いぶし瓦の製造販売、屋根工事 瓦関連事業
創業 1805年 確認できず
負債額 確認できず 確認できず

両社の具体的な事業停止時期や負債総額、今回の破産に至った直接的な原因については、現時点で確認できる公表資料では明らかになっていない。

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