北海道のカフェ・パン・スイーツ閉店情報 『喫茶オリーブ』『どんぐり森林工房』など2026年に営業終了
北海道内で2026年夏以降、カフェやベーカリー、スイーツ・乳製品関連店舗の営業終了が相次いでいる。
北見市では、旧きたみ東急百貨店の開業時から営業してきた「喫茶オリーブ」が6月に閉店。札幌市では「カフェ ビーパスト」や、やぎミルク専門店「プティ・シェーヴル北海道 オーロラタウン店」などが営業を終了した。
また、札幌市厚別区のベーカリー「どんぐり森林工房」は9月30日で店舗営業を終了する予定。函館市、富良野市でもスイーツや乳製品を扱う店舗の閉店が確認されている。
北海道のカフェ・パン・スイーツ閉店一覧
| 店舗名 | 所在地 | 営業終了日 | 業態 |
|---|---|---|---|
| 喫茶オリーブ | 北見市 | 6月28日 | 喫茶店 |
| カフェ ビーパスト | 札幌市中央区 | 8月14日 | カフェ |
| プティ・シェーヴル北海道 オーロラタウン店 | 札幌市中央区 | 8月18日 | やぎミルク・スイーツ |
| KOMAGATAKE MILK 五稜郭駅前店 | 函館市 | 8月18日 | 乳製品・スイーツ |
| Lav berry | 富良野市 | 8月30日 | スムージー・スイーツ |
| オニヤンマコーヒー(大丸札幌店3階キキヨコチョ) | 札幌市中央区 | 8月31日 | コーヒー・カフェ |
| どんぐり森林工房 | 札幌市厚別区 | 9月30日予定 | ベーカリー |
北見「喫茶オリーブ」約44年の営業に幕
北見市大通西2丁目のまちきた大通ビル「パラボ」3階で営業していた「喫茶オリーブ」は、2026年6月28日に閉店した。
パラボの公式発表によると、喫茶オリーブは1982年(昭和57年)、旧きたみ東急百貨店の開業とともにオープンした店舗。約44年にわたり北見中心部で営業してきた老舗喫茶店だった。
パラボ側は5月29日に閉店を告知し、6月28日を最終営業日としている。
すすきの「カフェ ビーパスト」が閉店
札幌市中央区南7条西3丁目、ジャスマックプラザ本館1階の「カフェ ビーパスト」は、8月14日に営業を終了した。
ジャスマックプラザは8月5日付で「ビーパスト」の閉店を公式に告知。同店は木と水を取り入れた空間で、コーヒーなどのドリンクや軽食を提供してきた。
閉店したのはジャスマックプラザ内のカフェ「ビーパスト」であり、ジャスマックプラザホテルや天然温泉「湯香郷」など施設全体が営業を終了したものではない。
「プティ・シェーヴル北海道」は実店舗終了、オンライン販売へ集約
札幌市のさっぽろ地下街オーロラタウンで営業していた、やぎミルク専門店「プティ・シェーヴル北海道 オーロラタウン店」は8月18日に閉店した。
ブランド公式サイトによると、今後より多くの顧客へ商品を届けるため、販売体制を公式オンラインストアへ集約することを決定し、実店舗の営業を終了した。
オンラインストアでは、北海道日高町の牧場で生産されるやぎミルクをはじめ、アイスクリーム、ケーキなどのスイーツやペット向け商品などの販売を継続している。
「プティ・シェーヴル北海道」の公式オンラインショップの販売業者は弘安倉庫(株)。今回終了したのは札幌オーロラタウンの実店舗であり、ブランド自体が事業を終了したわけではない。
函館「KOMAGATAKE MILK 五稜郭駅前店」も営業終了
函館市の「KOMAGATAKE MILK 五稜郭駅前店」は、2026年8月18日に閉店した。
駒ヶ岳牛乳の公式サイトが現在の店舗情報で閉店を明記している。
なお、茅部郡森町の「ピカタの森 アイス工房」は営業を継続している。公式サイトでは、同店で販売していたジェラートについて「TESORO GELATO」へ移転したことも案内しており、「KOMAGATAKE MILK」関連事業全体の営業終了ではない。
富良野「Lav berry」は5年4カ月で閉店
富良野市の商業施設「フラノマルシェ1」で営業していた「Lav berry(ラブベリー)」は、8月30日をもって閉店した。
フラノマルシェ公式によると、同店は2021年4月にオープン。富良野産のメロンやイチゴ、とうもろこし、アスパラなど地域の農産物を使った商品を扱い、5年4カ月にわたり営業した。
8月21日に施設側から閉店が発表され、8月30日には公式サイトで最終営業日を迎えたことが改めて告知された。
大丸札幌「キキヨコチョ」終了、オニヤンマコーヒーも営業終了
大丸札幌店3階の「キキヨコチョ」は8月31日をもって営業を終了した。
大丸札幌店公式では、営業終了時点のキキヨコチョのフードコート店舗として「オニヤンマコーヒー」と「つつみや」を掲載しており、キキヨコチョの終了に伴って大丸札幌店でのオニヤンマコーヒーの営業も終了した。
ただし、「ONIYANMA COFFEE」ブランドそのものが札幌から撤退したわけではない。ブランド公式の現行店舗情報では、札幌市東区の「ONIYANMA BASE」や札幌市中央区の「ONIYANMA COFFEE & BEER」などの営業が確認できる。
このため今回の案件は、「ONIYANMA COFFEEの北海道撤退」ではなく、あくまで大丸札幌店・キキヨコチョ内店舗の営業終了となる。
「どんぐり森林工房」は9月30日閉店へ、工場機能は継続
札幌市厚別区厚別北4条5丁目の「どんぐり森林工房」は、2026年9月30日をもって店舗営業を終了する。
運営する(株)どんぐりが7月4日、公式サイトで閉店を発表した。同社は1983年創業の札幌発祥のベーカリーで、「どんぐり」各店を札幌市内や江別市などで展開している。
森林工房の前身となる「森林公園店」は2004年に開業。その後、近隣への店舗出店などに伴って一度店舗機能を終了した時期を経て、石窯食パンなどを販売する「森林工房」として営業してきた。
今回終了するのは森林工房の店舗機能で、工場としての機能は継続する。工場では今後、「どんぐり」の他店舗へ供給するパンなどの製造拠点として活用される予定で、(株)どんぐりの事業撤退やブランド終了ではない。
老舗閉店からオンライン移行、店舗再編まで背景はさまざま
今回確認できた北海道のカフェ、パン、スイーツ関連の閉店を見ると、閉店の背景は一様ではない。
北見の喫茶オリーブは約44年の営業を終えた老舗店舗。一方、プティ・シェーヴル北海道は実店舗からオンライン販売への集約、どんぐり森林工房は店舗営業を終了して製造拠点として活用を続けるなど、販売チャネルや店舗機能を見直す動きもみられる。
また、大丸札幌店のオニヤンマコーヒーは商業施設内エリア「キキヨコチョ」の営業終了に伴うもので、ブランド自体は別店舗で営業を続けている。
店舗閉店がブランド撤退や企業の事業終了を意味するとは限らず、それぞれの運営形態や閉店後の事業継続状況を分けてみる必要がある。





