【東京】アルミ市場情報「Nalk Report」のナルクが破産 1989年設立、JBICの需給調査も受託
アルミニウム市場の調査や専門情報の提供を手掛け、月刊情報誌「Nalk Report」を発行してきた(株)ナルクが、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。
同社は1989年設立。アルミニウムを中心とする金属素材について、日本市場や産業動向を調査し、国内外へ情報を提供してきた。過去には国際協力銀行(JBIC)からアルミニウムの需給見通しに関する調査業務を受託した実績も確認できる。
ナルクが破産手続き開始決定
(株)ナルクは2026年9月9日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
破産管財人には鈴木太一弁護士が選任されている。破産債権の届出期間は2026年10月7日まで。財産状況報告集会などの期日は同年12月3日午後1時30分となっている。
事件番号は令和8年(フ)第6425号。
現時点で負債額、事業停止時期、具体的な破綻原因について確実な公開情報は確認できていない。
1989年設立、アルミニウム市場を専門に調査
公開されていた同社の会社情報によると、ナルクは1989年に設立された。
主要な事業は、アルミニウムを中心とした金属素材に関する市場調査と情報提供。日本のアルミニウム市場や関連産業の動向を調査し、国内外へ情報を発信していた。
アルミニウムは自動車、建築、飲料缶、電子・電機、機械など幅広い産業で使用される素材で、地金価格や世界的な生産・需要動向、原材料・エネルギー価格などの影響を受ける。
ナルクは、こうしたアルミ市場を専門分野とする調査・情報会社として事業を展開していた。
月刊「Nalk Report」でアルミ市場情報を提供
同社の主要な情報サービスが、月刊の専門情報誌「Nalk Report」だった。
国内外のアルミニウム市場に関する情報や産業動向、統計データなどを提供し、アルミ関連企業や市場関係者向けに専門情報を発信していた。
一般消費者向けの商品販売を主力とする会社ではなく、企業や業界関係者向けの市場調査・情報提供を主要事業としていた点が特徴となる。
国際協力銀行のアルミニウム需給調査も受託
アルミニウム市場の専門性を示す資料として、国際協力銀行(JBIC)の契約資料が残されている。
同資料によると、国際協力銀行は2006年7月、ナルクに「主要資源の需給見通し(アルミニウム)に係る調査業務」を委託。契約金額は136万5000円だった。
契約資料では、前年にも同内容の調査をナルクへ委託していたとしており、調査結果を継続的に活用する目的から同社が再び選定されていた。
同じ資料では鉄鋼や銅についてもそれぞれ専門企業へ需給見通し調査を委託しており、ナルクがアルミニウム分野の専門調査会社として位置付けられていたことが分かる。
ナルクの会社概要
| 法人名 | 株式会社ナルク |
|---|---|
| 法人番号 | 6010401021357 |
| 所在地 | 東京都港区芝浦 |
| 設立 | 1989年 |
| 主要事業 | アルミニウムを中心とする金属素材の市場調査・情報提供 |
| 主な媒体 | Nalk Report |
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