【倒産企業続報・兵庫】旧岡野食品HDが特別清算 「コンセルボ」など事業は新会社へ承継済み
兵庫県姫路市の岡野食品ホールディングス(株)が、2026年9月9日、神戸地裁から特別清算開始決定を受けた。
同社はパンの製造・販売やベーカリー店舗、フランチャイズ事業などを展開してきた旧事業会社。法人番号は6140001058159。
ただし、「コンセルボ」「マナレイア」など現在営業しているベーカリー事業は、2023年の事業再生に伴い別法人の岡野食品(株)へ承継されている。今回の特別清算は、現在これらの店舗・ブランドを運営する新会社とは別法人の手続きとなる。
| 法人名 | 岡野食品ホールディングス(株) |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県姫路市 |
| 法人番号 | 6140001058159 |
| 旧事業 | パン・洋菓子等の製造販売、ベーカリー店舗・FC事業など |
| 手続き | 2026年9月9日、特別清算開始決定 |
1948年創業、「コンセルボ」などを展開
岡野食品グループは1948年創業。パンを中心とする食品事業を拡大し、関西や中国地方などでベーカリー事業を展開してきた。
2021年時点のフランチャイズ資料によると、岡野食品ホールディングスは「コンセルボ」「クーズコンセルボ」「パンタジー」のフランチャイズ事業や店舗運営を展開。このほか、食パン、菓子パン、フランスパン、サンドイッチ、洋菓子、冷凍生地などの製造・販売も手掛けていた。
当時の岡野食品ホールディングスの従業員は38人、子会社オカノベーカリーは269人とされていた。
また、2021年3月期にはグループ売上高約51億円を計上しており、近畿・中国地方を中心に直営・FCを合わせて約140店を展開していた。
競争激化や原料高、コロナ禍で事業再生へ
事業環境が厳しくなるなか、2023年には抜本的な事業再生に踏み切った。
スポンサーとなったポストコロナ・リカバリーファンドによると、岡野食品ホールディングスグループは、競争激化や原料価格の高騰などで経営環境が悪化。さらにコロナ禍による経済活動の停滞が重なり、抜本的な事業再生が必要な状況となっていた。
同ファンドは2023年12月1日、岡野食品ホールディングス、オカノベーカリー、岡野食品産業の一部事業を会社分割により承継した。
「コンセルボ」などは新会社で営業継続
事業再生後、ベーカリー店舗やパン製造などの事業は、今回特別清算となった岡野食品ホールディングスとは別法人の岡野食品(株)へ承継された。
新しい岡野食品(株)は2023年設立で、法人番号は8010401172512。冷凍パン生地や焼き菓子の製造、卸売、OEMのほか、「コンセルボ」「マナレイア」などの店舗運営やフランチャイズ事業を展開している。
2026年にも「コンセルボ」の各店舗で新会社による求人が行われており、ブランド・店舗事業が現在の岡野食品(株)によって継続していることが確認できる。
さらに新会社は2025年12月、ミツウロコプロビジョンズが展開していたベーカリー事業のうち6店舗を会社分割で承継するなど、事業規模を拡大している。
旧会社が特別清算へ
事業承継後の旧会社となった岡野食品ホールディングスは、2026年9月9日、神戸地裁から特別清算開始決定を受けた。事件番号は令和8年(ヒ)第13号。
今回の特別清算は、2023年の事業再生後に残った旧法人の整理にあたる。
現在営業する「コンセルボ」「マナレイア」などの店舗・ブランドは別法人の岡野食品(株)が運営しており、現在の店舗が特別清算の対象となったものではない。
お住まいの地域・都道府県から最新の倒産情報を確認できます
従業員・取引先・利用者が確認すべき手続きと相談先はこちら





