【大阪】ワイエムシーとネクストワイフィールドが破産 鉄筋工事・不動産を展開
大阪市淀川区の(株)ワイエムシー(大阪市淀川区木川東、法人番号:4120001199353)と(株)ネクストワイフィールド(同所在地、法人番号:4120001216018)が、2026年9月7日、大阪地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
両社は吉田順次氏が代表を務め、本店も同じ建物の5階に所在。ワイエムシーは鉄筋工事を手掛け、ネクストワイフィールドも鉄筋工事の建設業許可を取得した後、不動産売却事業を展開していた。
ネクストワイフィールドは2025年2月、建設業法上の「全部廃業」を届け出ており、鉄筋工事業の建設業許可が取り消されていた。
両社の破産管財人には新谷俊彦弁護士が選任されている。財産状況報告集会、廃止意見聴取、計算報告などの期日は2026年11月30日午後2時40分。事件番号は令和8年(フ)第3943号・第3944号となっている。
ワイエムシーは大阪・淀川区の鉄筋工事会社
ワイエムシーは2016年7月に設立。本店を大阪市淀川区木川東3丁目5番21号5Gに置き、吉田順次氏が代表を務めていた。
建設業者情報では資本金500万円。大阪府知事の建設業許可を取得し、主に鉄筋工事を手掛けていた。
鉄筋工事は、鉄筋コンクリート造の建築物などでコンクリート内部に配置する鉄筋を加工・組み立てる工事で、建築・土木工事の構造部分を支える専門工事の一つとなる。
ネクストワイフィールドも鉄筋工事、2019年から不動産事業へ
ネクストワイフィールドは2018年設立。本店はワイエムシーと同じ大阪市淀川区木川東3丁目5番21号にあり、部屋番号は5D。代表者もワイエムシーと同じ吉田順次氏だった。
同社も資本金300万円で鉄筋工事業の建設業許可を取得していた一方、その後は不動産事業にも進出した。
2019年8月には大阪府宅地建物取引業協会へ入会。不動産会社としての公開情報では、大阪府知事免許第61269号で営業していたことが確認できる。
近年は不動産の「売却」を主力サービスとして掲げ、一般的な仲介だけでなく、直接買取、買取保証、リースバックなどにも対応していた。
相続不動産・空き家・再建築不可物件などの売却も支援
ネクストワイフィールドの不動産サービスでは、一般的な住宅・土地だけでなく、売却が難しい不動産についても相談を受け付けていた。
具体的には、相続した不動産、老朽化した空き家、再建築不可物件、心理的瑕疵のある物件、空室が目立つ一棟マンション、近隣トラブルを抱える不動産などを対象として掲げていた。
「仲介」「直接買取」「買取保証」「リースバック買取」など複数の売却方法を提示する事業モデルで、鉄筋工事会社として発足した事業から不動産分野へ領域を広げていたことがうかがえる。
2025年2月、ネクストワイフィールドが建設業を全部廃業
破産に先立ち、ネクストワイフィールドの建設事業には大きな動きがあった。
大阪府の公表資料によると、同社は建設業法に基づく「全部廃業」を届け出たことから、2025年2月28日付で鉄筋工事業に係る一般建設業許可を取り消されている。
ここでいう「全部廃業」は、建設業法上の許可を受けていた建設業についてすべて廃業したという意味であり、この時点で法人そのものを廃業したことを示すものではない。
実際、不動産売却サービスについては、その後も不動産情報サイト上に同社の情報が掲載されていた。
同一代表・同じ建物の2社が同日に破産
ワイエムシーとネクストワイフィールドは、代表者がともに吉田順次氏で、本店所在地も「大阪市淀川区木川東3丁目5番21号」の同じ建物。ワイエムシーが5G、ネクストワイフィールドが5Dに所在していた。
さらに両社は2026年9月7日に同じ大阪地裁から破産開始決定を受け、事件番号も第3943号・第3944号と連続している。
ただし、公開情報から両社の具体的な出資関係や株主構成までは確認できていない。このため、両社を親子会社やグループ会社と断定することはできない。
また、建設業から不動産事業への転換と今回の破産との直接的な因果関係や、両社の負債総額、具体的な破綻原因についても現時点では確認できていない。
ワイエムシー・ネクストワイフィールドの概要
| 項目 | ワイエムシー | ネクストワイフィールド |
|---|---|---|
| 法人番号 | 4120001199353 | 4120001216018 |
| 所在地 | 大阪市淀川区木川東 | 大阪市淀川区木川東 |
| 代表者 | *** | 同代表 |
| 設立 | 2016年 | 2018年 |
| 主要事業 | 鉄筋工事 | 不動産売却支援、旧・鉄筋工事 |
| 資本金 | 500万円 | 300万円 |
| 負債額 | 確認できず | 確認できず |
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