飲食・食品関連業倒産

アイコン 【倒産企業続報・新潟】創業約80年の割烹「彦三楼」が破産 最大260席、宴会需要戻らず 2社負債1.88億円


新潟県長岡市で割烹料理店を運営していた「有限会社彦三楼」と、関連会社「有限会社彦乃」が破産し、2社合計の負債が約1億8750万円にのぼることが分かった。

両社は2026年8月12日、新潟地裁長岡支部から破産手続開始決定を受けている。

彦三楼は1945年創業。信濃川沿いに最大260席規模の割烹料理店を構え、宴会や会合、冠婚葬祭などの団体需要を取り込んできたが、新型コロナで大きく落ち込んだ宴会需要は、その後も以前の水準まで戻らなかった。

 

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信濃川河畔で約80年

彦三楼は1945年に創業し、1985年12月に法人化した。

信濃川河畔に店舗を構え、大河信濃川や越後三山を望む眺望を特徴として営業。日本料理を中心に、少人数の会食から大型宴会、法要、祝い事、各種会合まで幅広い需要を取り込んでいた。

店舗は最大260席を備える規模で、長岡地域における団体宴会や冠婚葬祭需要を長年支えてきた。

大型宴会需要を直撃したコロナ禍

経営環境が大きく変化したのが、新型コロナウイルスの感染拡大だった。

宴会、会合、冠婚葬祭など大人数での利用が主力だったため、感染拡大に伴う会食自粛や団体行事の中止で需要が大幅に減少した。

コロナ禍の収束後には一定の回復がみられたものの、主力としていた団体・宴会需要はコロナ前の水準まで戻らず、経営を支えるまでの回復には至らなかった。

最大260席という店舗規模は、大型宴会を取り込める強みである一方、団体需要そのものが縮小する局面では経営上の負担も大きくなった。

日本料理「彦乃」も連鎖

関連会社の彦乃は1985年10月設立。長岡市内で日本料理店「彦乃」を運営していた。

本格的な日本料理を提供し、宴会や会食などの需要を取り込んでいたが、彦三楼の経営悪化に伴い事業継続が困難となり、同じく破産手続きに入った。

2026年8月12日、新潟地裁長岡支部が彦三楼、彦乃の両社について破産手続開始を決定した。

2社合計の負債は約1.88億円

最新の判明情報では、彦三楼の負債は債権者33社に対して約1億2200万円、彦乃は債権者34社に対して約6550万円。

2社合計では約1億8750万円となる。

なお、負債額については信用調査会社によって集計に差があり、別の調査では2社合計約1億7700万円とされている。今後の破産手続きの過程で変動する可能性がある。

約80年にわたり営業してきた彦三楼だが、大型宴会や団体会食を主力とする営業形態にとって、新型コロナで失われた需要が完全には戻らなかったことが大きな転機となった。

会社名 有限会社彦三楼 有限会社彦乃
所在地 新潟県長岡市 新潟県長岡市
法人番号 3110002029791 1110002028853
創業・設立 1945年創業/1985年12月設立 1985年10月設立
事業 割烹料理店 日本料理店
破産開始 2026年8月12日 2026年8月12日
負債 約1億2200万円 約6550万円

 

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