閉店・閉鎖情報

アイコン 【北海道閉店】函館の老舗飲食2店が営業終了 北広島の衣料2店同時閉店、札幌の銭湯も廃業へ


調査基準日:2026年10月28日 | By JC-NET Editorial Team

北海道内で、小売店や飲食店、医療機関、公衆浴場など、さまざまな業種の店舗・施設が営業を終了している。函館市では半世紀近く営業してきた老舗飲食店2店が閉店。北広島市では衣料品チェーンの2店舗が同じ日に営業を終了した。

札幌市では公衆浴場「滝の湯」が10月末に廃業する予定で、帯広市では1943年創業の自転車専門店が12月上旬の閉店を予定している。北広島市では1987年開設の小児科も9月末に閉院した。

今回の調査では、札幌市、函館市、旭川市、北広島市、帯広市、苫小牧市の6市における計16施設・店舗の閉店・閉院情報を確認した。すでに営業を終了した案件と今後の予定を区別し、地域別に整理した。

札幌の銭湯が10月末廃業へ 帯広では老舗自転車店が営業終了予定

札幌市西区の公衆浴場「滝の湯」は、2026年10月末をもって廃業する予定だ。北海道公衆浴場業生活衛生同業組合が10月16日に発表した。同浴場は6月30日から休業しており、営業を再開しないまま廃業することになる。

帯広市の自転車専門店「カクイチ・ヴェロSPORT大通店」は、12月上旬をめどに閉店する。運営する(株)カクイチは1943年に創業。店舗側はスタッフの高齢化や人材不足、後継者不在、健康上の事情などを事業継続が困難となった理由に挙げている。自転車の整備・修理は11月末で受付を終了する予定で、正確な最終営業日は確定していない。

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北広島市では小児科が閉院 しまむら・アベイル2店も同時閉店

医療法人社団恒仁会が運営する「北広島小児科」は9月30日をもって閉院した。1987年の開設以来、地域の小児医療を担い、一般診療のほか予防接種や育児相談などに対応してきた。閉院は医療機関の予約システムでも案内されている。

同市では、「ファッションセンターしまむら 北広島店」と「アベイル 北広島店」が9月6日に同時閉店した。両店は2006年に開店した同一敷地内の店舗で、約20年間営業してきた。今回の閉店は北広島市内の両店舗が対象で、しまむら・アベイルの北海道事業全体の終了ではない。

函館市では老舗飲食2店が閉店 マグロ専門店やラーメン店も

函館市本町の「中国料理 東春」は9月27日に営業を終了した。54年超にわたり営業した老舗で、五稜郭公園前電停に近い立地で本格的な中国料理やランチを提供してきた。閉店情報は函館市の公式観光情報サイト「はこぶら」にも反映されている。

函館市高松町の「手打ちそば 根崎やたら家」も9月30日に閉店した。1980年開業で、約46年間営業。手打ちそばと機械打ちそばを提供し、函館空港から湯の川温泉方面へ向かう沿道で営業してきた。

函館朝市にあった「つきじ喜代村 すしざんまい マグロ大王の店」は8月30日に閉店した。2025年6月にマグロ販売とイートインを組み合わせた新業態として開店しており、約1年2カ月で営業終了となった。運営企業の(株)喜代村は8月31日に閉店を公表している。

「横浜家系ラーメンおばら家 鍛治店」は10月4日に閉店した。2021年に開業した昭和店に続く2号店だったが、鍛治店の営業を終了した。函館市内の昭和店は営業を継続しており、ブランド全体の閉店ではない。

旭川市では給油所・飲食店・衣料品店が営業終了

東日本宇佐美の「セルフ旭川豊岡給油所」は9月27日午後6時をもって営業を終了した。運営側は公式サイトで閉店を発表し、利用者に近隣の宇佐美給油所を案内している。旭川市内の宇佐美店舗すべてが閉店したわけではない。

旭川市豊岡の定食店「どんや」は10月15日に閉店した。丼物や麺類、定食などを提供し、約16年間営業してきた。店舗の公式SNSを確認した地域報道では、原材料費・光熱費の上昇や人材不足などが閉店判断の背景として説明されている。

衣料品店「マルエー アスパ店」は8月20日をもって営業を終了した。旭川市永山の商業施設内で約33年間営業した店舗で、地域媒体が店頭の完全閉店案内を確認している。同チェーンの永山本店、末広店、アモール店は営業を継続している。

札幌・苫小牧では食品店、駄菓子屋、衣料品店も閉店

札幌市北区の「駄菓子屋よんたん」は、10月24日を最終営業日として案内していた。2023年に開業した店舗で、当初の10月末から終了日を前倒しした。店舗公式SNSを確認した地域媒体によると、周辺へのごみのポイ捨て問題などが閉店判断に関係したという。

札幌市白石区の中華惣菜店「包包(パオパオ)」についても、10月25日に営業を終了したと地域媒体が報じている。1993年から営業してきた店舗で、肉まんや焼売などを販売していた。運営法人の正式な帰属と閉店告知の一次資料は確認できていない。

札幌市厚別区のうな重専門店「鰻の成瀬 厚別南店」は9月30日をもって閉店した。2025年1月11日の開業から約1年8カ月で営業を終了。同店の公式SNSで閉店が告知されており、今回の終了を「鰻の成瀬」全店の閉店とは扱わない。

苫小牧市の「Honeys 苫小牧店」は10月18日に営業を終了した。MEGAドン・キホーテ苫小牧店内で営業していた衣料品店で、店頭に閉店案内が掲示されていた。近隣のイオンモール苫小牧店は営業継続店舗として案内されている。

北海道の主な閉店・閉院一覧(2026年8~12月)

今回確認した16施設・店舗を、営業終了日と今後の予定に分けて一覧にした。閉店・閉院日と情報の公表日は必ずしも一致しない。

地域 店舗・施設名 業種 終了日・予定日 確認状況
札幌市西区 滝の湯 公衆浴場 10月末廃業予定 業界団体公式
帯広市 カクイチ・ヴェロSPORT大通店 自転車専門店 12月上旬予定 企業公式
北広島市 北広島小児科 医療 9月30日閉院 医療機関公式
北広島市 しまむら 北広島店 衣料品 9月6日閉店 企業・地域情報
北広島市 アベイル 北広島店 衣料品 9月6日閉店 複数地域情報
函館市 中国料理 東春 中国料理 9月27日閉店 観光公式・報道
函館市 根崎やたら家 そば 9月30日閉店 観光公式・報道
函館市 すしざんまい マグロ大王の店 鮮魚販売・飲食 8月30日閉店 企業公式
函館市 おばら家 鍛治店 ラーメン 10月4日閉店 店舗告知・地域報道
旭川市 セルフ旭川豊岡給油所 給油所 9月27日閉店 運営事業者公式
旭川市 どんや 旭川豊岡 定食・丼物 10月15日閉店 店舗SNS・地域報道
旭川市 マルエー アスパ店 衣料品 8月20日閉店 店頭告知・地域報道
札幌市北区 駄菓子屋よんたん 駄菓子 10月24日最終営業予定 店舗SNS・地域報道
札幌市白石区 包包(パオパオ) 中華惣菜 10月25日閉店との報道 地域報道・現地情報
札幌市厚別区 鰻の成瀬 厚別南店 うな重 9月30日閉店 店舗SNS・地域報道
苫小牧市 Honeys 苫小牧店 衣料品 10月18日閉店 店頭告知・地域報道

※2026年10月28日時点の確認情報。閉店予定と閉店済みの店舗を含む。今回の掲載件数は北海道全体の閉店発生件数ではなく、JC-NETが対象期間に確認した案件数。移転・改装休業や、閉店情報の裏付けが十分でない案件は含めていない。

老舗の営業終了から店舗網の再編まで 業種・地域で異なる動き

今回確認した案件には、函館市の中国料理店やそば店、旭川市の衣料品店など、数十年にわたり営業してきた店舗が含まれる。一方で、函館市のマグロ専門店や札幌市のうな重専門店は、開店から比較的短い期間で営業を終了している。

同じ閉店でも、医療機関の閉院、公衆浴場の廃業、チェーンの個別店舗整理では事業への影響や営業継続の状況が異なる。北広島市の衣料品2店や苫小牧市のHoneysなどは、ブランド全体の撤退とは区別する必要がある。

なお、各案件の閉店理由は一様ではない。運営側が理由を説明した店舗もあるが、多くは詳しい経緯が明らかにされていない。個別店舗の閉店を根拠に、北海道全体の消費低迷や経営環境の悪化が直接の原因だったと判断することはできない。

 

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