【倒産企業続報・富山】プラント配管工事の北重機工が破産 年商2.16億円から4,500万円に激減、負債1.2億円
富山県高岡市で工場向けのプラント配管工事を手掛けていた北重機工(株)が破産し、負債総額が約1億2,000万円に上ることが分かった。
同社は1972年創業の管工事業者で、1997年11月期には売上高約2億1,600万円を計上していた。しかし、同業者との競争激化や工事採算の悪化などで業績が低迷。2024年11月期には売上高が約4,500万円まで落ち込み、最盛期と比較して約79.2%減少していた。
慢性的な赤字や債務超過が続き、借入金の負担も重くなったことから事業継続を断念。2026年10月5日に富山地裁から破産手続開始決定を受けた。
当サイトは10月14日に同社の破産開始決定を報じていたが、その後、負債額や経営悪化の経緯が明らかになった。
1972年創業、工場向けプラント配管工事で実績
北重機工は1972年に創業し、1990年12月に法人化した管工事業者。富山県高岡市を拠点に、工場向けのプラント配管工事を主体として事業を展開していた。
プラント配管工事は、工場などの生産設備に関連する配管の設置や更新などを担う専門工事の一つ。同社もこうした工場設備関連の管工事を中心に受注実績を積み重ねてきた。
企業情報には一般管工事や機械器具設置工事などの事業分類があり、富山県知事による一般建設業の管工事許可情報も確認されている。
長年にわたり工場関連の設備工事を手掛け、最盛期とみられる1997年11月期には年間売上高約2億1,600万円を計上していた。
年商2億1,600万円から4,500万円へ 約79%減少
その後は同業他社との競争が激しくなるなど、事業を取り巻く環境が悪化。受注規模は次第に縮小し、売上高の減少が続いた。
2024年11月期の売上高は約4,500万円となり、1997年11月期の約2億1,600万円と比較して約1億7,100万円減少。減少率は約79.2%に達し、最盛期の約5分の1の規模まで縮小していた。
売上高の減少に伴って収益の確保も難しくなり、経営基盤は次第に弱体化していた。
なお、2025年11月期以降の売上高については明らかになっていない。
工程・原価管理の不十分さが採算を圧迫 債務超過が続く
同社は受注環境の悪化に加え、工事の工程管理や原価管理にも課題を抱えていた。
工事ごとの進捗やコストの管理が十分でなかったことから利益を確保できず、本業での赤字が続いていたという。
売上高が縮小する一方、赤字の累積などによって負債が資産を上回る債務超過の状態が慢性化。財務基盤の改善が進まないなか、借入金の負担も重荷となっていた。
借入金の規模は年間売上高を上回る水準にあり、収益力の低下と債務負担の双方が経営を圧迫。事業の立て直しを図ることが困難となり、最終的に事業継続を断念した。
破産時の負債総額は約1億2,000万円とみられる。ただし、負債全体のうち金融機関借入金が占める割合や、債権者別の債務内訳は明らかになっていない。
10月5日に破産手続開始決定 負債約1億2,000万円
北重機工は2026年10月5日、富山地裁から破産手続開始決定を受けた。
破産管財人には武島直子弁護士が選任されている。事件番号は令和8年(フ)第152号。
破産債権の届出期間は2026年11月16日まで。財産状況報告集会、一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は2027年1月7日午前11時と定められている。
負債総額は約1億2,000万円。創業から54年にわたり工場設備関連の配管工事を手掛けてきたが、長期的な売上減少と工事採算の悪化により、事業継続が困難となった。
北重機工の会社概要
| 法人名 | 北重機工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県高岡市 |
| 創業 | 1972年 |
| 法人設立 | 1990年12月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 主な事業 | プラント配管工事、管工事、機械器具設置関連 |
| 1997年11月期売上高 | 約2億1,600万円 |
| 2024年11月期売上高 | 約4,500万円 |
| 破産手続開始決定 | 2026年10月5日・富山地裁 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第152号 |
| 破産管財人 | 武島直子弁護士 |
| 負債総額 | 約1億2,000万円 |
| 法人番号 | 9230001009686 |
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