【神奈川】橋梁塗装のイワオ塗研が破産 3月に建設業許可廃業、同一所在地のKandCも同日破産
橋梁や鋼構造物などの塗装工事を手がけていたイワオ塗研(株)(神奈川県川崎市川崎区)は、2026年10月15日、横浜地裁川崎支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は東京都内の橋梁補修工事に関係した実績があり、2022年には葛飾区の奥戸橋補修工事に伴う塗装工事で取引先として記録されていた。
2026年3月には神奈川県に建設業の全部廃業届が提出され、建設業許可が取り消されていた。その約7カ月後に破産手続き開始決定を受けたことになる。
また、同じ所在地に本店を置くKandC(株)も同日、同支部から破産開始決定を受けている。両社は過去にそれぞれ橋梁塗装工事の取引先として記録されているが、資本関係などの詳細は確認できていない。
奥戸橋など橋梁補修に伴う塗装工事に関与
イワオ塗研は、塗装工事、とび・土工工事、鋼構造物工事などを手がけていた建設業者。
新潟県の渡辺塗装工業が公開している工事経歴によると、2022年1月の取引先としてイワオ塗研の名前が掲載されている。
対象工事は東京都葛飾区の「奥戸橋補修(その7)工事に伴う塗装工事」。橋梁の維持・補修に伴う塗装工事に関係していたことが分かる。
ただし、この工事経歴は渡辺塗装工業が自社の取引先と工事内容を記録したものであり、イワオ塗研が東京都葛飾区と直接契約していたことを示すものではない。
2026年3月に建設業許可を全部廃業
イワオ塗研は破産開始決定に先立ち、建設業許可の廃業手続きを行っていた。
神奈川県が2026年3月2日付で公表した建設業許可取消しの公告によると、同社は建設業の全部廃業届の提出により、神奈川県知事許可(般-7)第80540号を取り消されている。
これは建設業法に基づく廃業届の提出を受けた許可取消しであり、法令違反に対する行政処分ではない。
また、建設業許可の全部廃業は、必ずしも法人そのものの解散や全事業の停止を意味するものではない。同社が実際に事業を停止した時期や、許可廃業に至った詳しい経緯は確認できていない。
その後、2026年10月15日に破産手続き開始決定を受けた。
同一所在地のKandCも同日破産、尾竹橋塗装工事に関係
一方、イワオ塗研と同じ川崎市川崎区に本店を置くKandC(株)も、2026年10月15日に横浜地裁川崎支部から破産手続き開始決定を受けた。
KandCも橋梁塗装工事に関係していたことが確認されている。
渡辺塗装工業の2022年の工事経歴には、同年1月の取引先としてKandCが掲載されており、工事件名は東京都荒川区から足立区にかけての「尾竹橋維持工事(塗装)」となっている。
両社は法人登記上の所在地が同じで、破産開始決定日、破産管財人、破産債権の届出期限、財産状況報告集会の期日も共通している。
ただし、両社が親子会社や資本関係のある企業であったかについては、確認できる資料がなく、詳細は明らかになっていない。
2社の破産手続き、負債額は未確認
イワオ塗研とKandCの破産開始決定はいずれも2026年10月15日付。破産管財人には両社とも吉澤幸次郎弁護士が選任されている。
破産債権の届出期限は2026年11月16日まで。財産状況報告集会などの期日は2027年2月2日午後1時15分に指定されている。
事件番号はイワオ塗研が令和8年(フ)第744号、KandCが令和8年(フ)第813号。
両社の負債総額、近年の売上高、破綻に至った具体的な原因については確認できていない。
イワオ塗研・KandCの会社概要
| 項目 | イワオ塗研 | KandC |
|---|---|---|
| 法人名 | イワオ塗研株式会社 | KandC株式会社 |
| 所在地 | 神奈川県川崎市川崎区 | 神奈川県川崎市川崎区 |
| 主な事業・実績 | 塗装工事、鋼構造物工事、とび・土工工事 | 橋梁塗装工事に関係した取引実績 |
| 法人番号 | 3020001106956 | 5020001091180 |
| 破産開始決定日 | 2026年10月15日 | 2026年10月15日 |
| 裁判所 | 横浜地裁川崎支部 | 横浜地裁川崎支部 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第744号 | 令和8年(フ)第813号 |
| 負債額 | 確認できず | 確認できず |
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