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アイコン 【倒産企業続報・栃木】益子焼窯元共販の負債約8.5億円 債務超過3.15億円、販売施設は別法人が継続


栃木県芳賀郡益子町で陶磁器販売を手がけていた益子燒窯元共販株式会社(一般表記:益子焼窯元共販)の破産について、負債総額が約8億5000万円に上ることが明らかになった。

同社は2026年10月14日、宇都宮地裁真岡支部から破産手続き開始決定を受けていた。2025年3月期には約3億1500万円の債務超過に陥り、2026年3月23日に事業を停止していた。

同社が運営していた「益子焼窯元共販センター」は、益子焼の販売や陶芸体験などを提供する地域の観光拠点として知られていた。現在は別法人の一般社団法人益子笠間観光センターが事業を引き継いでおり、販売施設の事業は継続している。

 

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1966年設立、益子焼270窯元の製品を扱った老舗

益子焼窯元共販は1966年3月に設立された陶磁器販売会社。資本金は3600万円。益子町の「益子焼窯元共販センター」を運営し、益子焼の窯元約270社の製品を取り扱っていた。

同センターでは、陶磁器の販売に加え、陶芸体験や観光客向けのサービスなども展開。大きな狸の焼き物を目印とする施設は、益子町を訪れる観光客の立ち寄り先として知られていた。

また、毎年春と秋に開催される「益子陶器市」でも主要な販売拠点の一つとなり、多くの陶芸作家や窯元の作品を紹介する役割を担っていた。

陶器需要の減少などが影響、債務超過3億1500万円

経営面では陶器需要の減少などが影響し、財務状況が悪化していた。

2025年3月期には約3億1500万円の債務超過に陥り、事業継続が困難となったことから、2026年3月23日付で事業を停止。その後、破産手続きに移行した。

2026年10月14日に宇都宮地裁真岡支部から破産手続き開始決定を受け、負債総額は約8億5000万円と判明した。

なお、約3億1500万円は2025年3月期の債務超過額であり、今回判明した約8億5000万円の負債総額とは異なる。

販売事業は別法人が承継、益子笠間観光センターとして継続

一方、旧会社が手がけていた益子焼の販売事業などは、2025年12月に設立された一般社団法人益子笠間観光センターが引き継いでいる。

栃木県観光物産協会の観光情報サイト「とちぎ旅ネット」では、2026年7月14日更新の施設情報に「益子笠間観光センター(旧益子焼窯元共販センター)」として掲載。陶磁器販売のほか、ギャラリーや陶芸教室、飲食施設などが案内されている。

新たな運営法人の法人番号は2060005010400。今回破産した益子燒窯元共販株式会社とは別法人であり、旧会社の破産によって販売施設そのものが閉鎖されたわけではない。

ただし、旧会社から新法人への事業承継に際して、資産や負債がどの範囲で引き継がれたかなど、契約の詳細については確認できていない。

10月31日から秋の益子陶器市、旧共販テント村も案内

益子町では2026年10月31日から11月3日まで、「第114回益子秋の陶器市」の開催が予定されている。

益子陶器市の公式サイトでは、従来の共販テント村について「益子笠間観光センターテント村(旧共販テント村)」の名称を掲載している。

益子焼窯元共販は破産したものの、長年にわたり陶磁器販売や陶器市の拠点となってきた施設は、運営主体を変更して事業を継続している。

今回の破産手続きは旧運営会社を対象としたものであり、現在の一般社団法人益子笠間観光センターの破産や、益子陶器市の中止を意味するものではない。

会社概要

法人名 益子燒窯元共販株式会社(一般表記:益子焼窯元共販)
所在地 栃木県芳賀郡益子町
設立 1966年3月
資本金 3600万円
主要事業 陶磁器販売、陶芸体験、観光施設運営
旧運営施設 益子焼窯元共販センター
法人番号 3060001009610
2025年3月期債務超過額 約3億1500万円
事業停止 2026年3月23日
破産手続き開始決定 2026年10月14日(宇都宮地裁真岡支部)
負債総額 約8億5000万円

※事業を引き継いだ一般社団法人益子笠間観光センター(法人番号2060005010400)は、今回の破産手続きの対象法人ではありません。

関連記事:【栃木】益子焼窯元共販が破産 1966年設立の老舗、益子焼270窯元の販売拠点は別法人が継続

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