【茨城】創業60年超の川勾林産が破産 製材から木製パレットへ転換、輸出用こん包材の熱処理にも対応
木製パレット製造の川勾林産(株)(茨城県常陸大宮市)が、2026年9月24日、水戸地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
同社は1964年に創業した木材関連企業。製材業からスタートし、約半世紀にわたり木材を扱ってきたが、2010年ごろから事業を木製パレットの組立に一本化していた。
製材業から物流用の木製パレットへ転換
川勾林産は常陸大宮市鷲子で製材業として事業を開始。その後、物流や工場、倉庫などで使用される木製パレットの需要に対応し、2010年ごろから木製パレット組立を主力事業とした。
木製パレットは、フォークリフトなどで貨物をまとめて移動・保管するための荷役台で、製造業や倉庫、物流の現場を支える資材の一つ。同社は木材を加工・組み立て、梱包・物流用途向けに供給していた。
公式資料では資本金1000万円。小規模な事業所ながら、60年以上にわたって木材関連事業を続けてきた。
輸出用こん包材の登録生産者、木材熱処理設備も
同社の特徴は、一般的な木製パレット製造だけではない。
全国植物検疫協会の輸出用木材こん包材登録生産者一覧にも川勾林産の名称があり、登録番号は2151004。さらに木材熱処理装置を備えた認定消毒実施者としても登録されている。
海外向け貨物で使用される木製パレットなどの木材こん包材は、輸出先によって国際基準に沿った熱処理などが求められる。同社はこうした輸出物流向けの木材こん包材にも対応できる体制を持っていた。
木材熱処理装置の認定は2006年、こん包材生産者としての登録は2007年から確認でき、長年にわたり輸出関連の木材梱包分野にも関わっていた。
9月24日に破産開始決定
川勾林産は2026年9月24日、水戸地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
法人番号は6050001026744。事件番号は令和8年(フ)第289号。財産状況報告集会などは12月16日に予定されている。
負債額や直近の売上高、破産に至った具体的な経緯については確認できていない。
| 法人名 | 川勾林産(株) |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県常陸大宮市 |
| 法人番号 | 6050001026744 |
| 創業 | 1964年 |
| 主要事業 | 木製パレット・梱包用木製品の製造 |
| 特徴 | 輸出用木材こん包材の登録生産者、木材熱処理設備を保有 |
| 破産開始決定 | 2026年9月24日 |
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