≪特集・石木ダム/第5弾≫増額には議決、失敗には沈黙か――「誰が止めるか」を先に決めろ!

「必要だから進める」。それなら、計画が再び外れたとき、誰が見直すのか。
前稿で問うたのは、これから使う税金に見合う効果である。今回は、その判断をやり直す条件を問いたい。
予算を認めるなら、見直す条件も決めろ。
事業費がさらに膨らんだらどうする。完成目標がまた遠のいたらどうする。水需要や治水効果の前提が変わったら、誰が再検証を求めるのか。
そのたびに「引き続き努力する」で済ませるなら、計画とは何なのか。金額も期限も動くのに、推進の結論だけは動かない。それでは検証が形だけになる。
県議会は、次の予算を認める前に、県に約束させるべきだ。
スポンサーリンク

どの条件で再検証するのか。いつ結果を公表するのか。誰が判断に責任を持つのか。
責任とは、担当者が頭を下げることではない。計画の狂いを明らかにし、支出と工程を改めることだ。
推進する政治家にも聞きたい。「完成させる」と言うなら、費用と期限について、どこまで県民に約束できるのか。
反対する住民には決断を迫りながら、行政の計画には際限なく猶予を与える。それでは筋が通らない。
県民の財布に「完成するまで、おかわり自由」はない。
石木ダムに必要なのは、推進の掛け声をもう一つ増やすことではない。計画が外れたとき、立ち止まって判断し直す仕組みである。
追加予算に賛成する議員は、その条件まで説明せよ。賛成の一票には、県民の負担がついてくる。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次
スポンサーリンク





