韓国ではゴルフ熱がKゴルフとして定着、Kバブルでも崩壊しない限りその熱は続くものと見られる。当然、ソウル市に近い、首都圏にあるゴルフ場は大儲けしている。そうした中、仁川国際空港を開発するに当たり、埋立地の一部をゴルフ場用地として貸し出していた仁川空港公社。
仁川国際空港は2001年3月営業開始、永宗島(ソウル側)と龍遊島(黄海側)の間の埋立地に完成し運航開始した空港、現在までに4本の滑走路を運用しているが、第5滑走路予定地を当初から期限付きでゴルフ場用地として貸し出していた。
これまでP72の「スカイ72」ゴルフ場として運営されていた。しかし、契約期間終了でも会社側は立退かず裁判に、公社者側は晴れて最高裁の立ち退き命令の判決を受けたもの、それでも、会社や出店業者側は、共同占有権を主張し、強制執行で生存権を脅かされると主張して立ち退かず、裁判所は1月17日強制執行に入った。
韓国らしく、ゴルフ場内の店舗運営会社などが1000人以上を動員、裁判所側は600人を動員して対峙、ゴルフ場内の出店業者らが放水や消火器で抵抗したものの、結局、裁判所の強制執行は、ゴルフ場の2/3にあたる54ホールに杭を打ち込み、当日は終了した。
衝突では双方1500人余りが乱闘、25人が負傷、警察は特殊公務執行妨害の疑いで8人を逮捕した。相変わらず激しい人たち。
お国の違い。