中谷防衛相は20日、訪問先のトルコ・イスタンブールで記者会見し、トルコ製の無人機導入を検討する考えを表明した。攻撃型ドローン「TB2バイラクタル」などが念頭にある。
防衛省は無人機を活用する沿岸防衛構想を2027年度中に構築する方針。
「TB2バイラクタル」を調達していたアゼルバイジャンが2020年に、TB2を使いナゴルノ・カラバフの領土を支配した板アルメニアを攻撃にして、ナゴルノ・カラバフからアルメニア人を追い出しに成功したことで世界に知れ渡った。(アゼルバイジャンの軍はほとんど無傷だった。)
ウクライナもロシア戦で大量に調達し、ロシア軍に多大な被害をもたらし、ロシア軍の艦艇を何隻も沈没させたりして、その優秀性が評価されている。
リビアでは政府軍と反政府軍がそれぞれの支援国からTB2を調達して互いにTB2や戦闘機を撃墜したり、戦闘部隊を攻撃している。リビア政府軍は中国製ドローン攻撃機「翼竜Ⅱ」まで投入している。中東のイスラム圏の産油国はリビアの政府軍と反政府軍をそれぞれが支援し分裂、それぞれが資金や兵器を供給支援している(カタール×サウジ・UAE) 。
ただ、TB2の運用高度では、射程が5キロ以上ある米スティンガーなどの携帯ミサイルで簡単に撃ち落とせる。速度は速くなく、内燃機で運航しており、赤外線の追尾方式を持つミサイルなら簡単に撃ち落とせる。
日本はどうしてドローンを開発してこなかったのだろう。
巨額を投じ次世代戦闘機「心神」1機を造り自己満足、すでに廃棄されている。同じ金を使うならば「心神」1機を造るより、こうしたドローン攻撃機を開発した方が、技術も集積でき、産業にもその技術が生かせ、日本のためになったのではなかろうか。
心神は国産戦闘機開発の試験機として開発されたが、次世代戦闘機は欧州数ヶ国との共同開発が決定、欧州勢はこれまでに戦闘機を開発してきており、すでに技術は確立、次世代戦闘機もその技術水準を引き上げるだけになっている。日本は大幅に遅れており、製造において三菱重工が受注できる程度だろう。
日本の兵器開発力は、防衛予算を首相が米国の手土産に使用し、米兵器ばかりを高額で巨額購入し、今や装甲車すら造れなくなっている。
ハマ公の倅に至っては数千両の装甲車さえ、フィンランド製のライセンス生産で自己満足する次第。
韓国のように開発技術力を国の機関が持ち、それぞれの軍需企業と共同して開発、開発を終え量産段階では、政府が買いたたき、安価に発注し、軍事企業は海外に売って儲けろと指示している。そのため、軍需企業は各国の軍筋へ営業し、脈があれば、韓国政府が乗り出し、韓国政府と韓国の軍需企業が共同して受注に動いている。そのため、韓国の軍需企業は技術開発力を急速に高め、そうした技術を民需でも活用している。韓国の兵器販売高は世界上位に入っている。
なお、「TB2バイラクタル」については防衛省が2023年に研究用として1機購入している。地上システムは購入していないはずだが。
スクロール→
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防衛省 導入予定のドローン攻撃・偵察機
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バイラクタル TB2/トルコ製 Bayraktar TB2
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中高度長時間滞空型UAV
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原型はTB1、派生型としてTB2、TB3がある
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開発
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トルコ・バイカル社
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初飛行
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2014年8月.
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生産機数
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500機以上
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運用国数
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5ヶ国、ほか多くの国が調達して運用している。
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製造コスト
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1機3億円前後 最大で4億円程度
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別途、地上管制ステーション(GCS)が必要
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別途、ミサイル等兵装必要
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特性
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乗員等
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機内0/地上局3人
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長さ:
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6.5m (21 ft)
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翼幅:
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12m (39 ft)
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最大離陸重量:
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650kg (1,430 lb)
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ペイロード:
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150kg (330 lb)
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エンジン:
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噴射装置付内燃機1基/100 Hp
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燃料容量:
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300リットル (79 US gal)
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燃料種
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ガソリン
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性能
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最大速度:
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120ノット (220 km/h)
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巡航速度:
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70ノット (130 km/h)
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交信距離:
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見通し内伝搬
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実用上昇限度:
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27,000フィート (8,200 m)
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運用高度:
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18,000フィート (5,500 m)
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航続時間:
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27時間
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兵装
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ハードポイント: 4 (レーザー誘導小型爆弾用)
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連携
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L-UMTAS (長距離対戦車ミサイルシステム)
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MAM (小型精密誘導爆弾)
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Roketsan ジリット (70mmミサイルシステム)
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Tubitak-Sage Bozok レーザー誘導ロケット
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ミサイル射程は搭載するミサイルにより異なり
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8キロ~80キロ
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アビオニクス飛行のための電子機器
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互換性のある EO/IR/LD イメージング
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照準センサーシステムまたはマルチモードAESAレーダー
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アセルサン CATS[1] EO/IR/LD イメージング・照準センサー(現在生産中)
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構成
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地上システム
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6台の空中機プラットフォーム
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2台の地上管制ステーション(GCS)
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2台の遠隔ビデオ端末(RVT)
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3台の地上データ端末(GDT)、
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地上支援装置
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地上管制システムは、パイロット、ペイロードオペレーター、ミッションコマンダーがそれぞれ指揮、制御、監視を行うクロスリダンダントアーキテクチャを採用
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