第11大栄丸を引き揚げよう!③
館浦漁業協同組合は何も動かず
遺族は非常に厳しい状況に置かれている。5月29日第11大栄丸が所属する館浦漁業協同組合(組合長:金子源吉・・・・長崎県知事の実兄)に対して「第11大栄丸の遺族の(代表者の)方の連絡先を教えて欲しい」と連絡したが、電話に出たA男性職員は「知りません」の一言であった。
身内のことなのにあまりにも他人行儀なので「漁業組合として(引き揚げについて)動いているのか」と尋ねたところ「組合では何もしていない」という解答であった。
5月30日同漁協に再度電話したところB男性職員が「大栄水産に対して支援すると伝えてある」との話であった。何もしていないのも同然である。組合あげて遺族会と連動して署名活動を行うとか、何故動こうとしないのか・・・・・・・・
第11大栄丸の引き揚げ問題は、お金の問題だけであるにもかかわらず、市に・県に・国に・全漁連に対して動きもせず、第7蛭子丸の二の前にしていいのであろうか、漁業協同組合の組合員もまた見過ごし、泣き寝入りするというのか。
※ 第7蛭子丸は、1993年2月宇久島沖で遭難し19名が120メートルの海底に今だ眠ったままである。第7蛭子丸は第11大栄丸と同じ平戸市生月町舘浦に基地に所属。なお、第7蛭子丸は金子漁業(代表:金子源吉)の所有船であった。