アイコン 原子力規制緩和委 「もんじゅ」に続き「ふげん」廃炉作業もいい加減だとご立腹

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原子力規制緩和委員会は21日、廃炉作業中の国立研究開発法人「日本原子力研究開発機構」の新型転換炉「ふげん」(敦賀市)で、機器の検査記録を内規で定めた手順を経ずに修正していたことが分かり、機構に原因を調査し、再発防止策を取るよう指示した。田中俊一緩和委員長は「明らかに改ざんだ」と批判した。
運転管理できず、問題を露見させ続け、ろくに稼動させることもできず廃炉に追い込まれた高速増殖炉の「もんじゅ」も日本原子力研究開発機構が担当している。
当然、「ふげん」の廃炉作業でもいいかげんな方法がとられていたものと見られる。

日本の原子炉の最先端研究分野の見識はそれほどしかないことを証明している。

1978年(昭和53年):運転開始
2003年(平成15年):運転終了(運転25年間で廃炉)
2028年:廃炉完了予定/高レベル放射性廃棄物の恒久処理・隔離・管理については未定(何百・何千から数万年間)。

理事長 児玉敏雄略歴
任期:平成31年3月31日
学歴
昭和49年 3月  名古屋大学工学部機械工学科卒業
昭和51年 3月  名古屋大学大学院工学研究科機械工学専攻修了
主要職歴
昭和51年 4月  三菱重工業株式会社 技術本部 高砂研究所
平成17年 1月  同社 技術本部 高砂研究所長
平成19年 4月  同社 技術本部 副本部長兼広島研究所長
平成21年 4月  同社 執行役員 技術本部副本部長
平成25年 6月  同社 取締役 常務執行役員 技術統括本部長
平成27年 2月  同社 取締役 副社長執行役員 技術統括本部長
         (平成27年3月 辞職)
平成27年 4月  国立研究開発法人日本原子力研究開発機構理事長

前任者
2013年5月、高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検漏れ問題で引責辞任した日本原子力研究開発機構の鈴木篤之前理事長の後任に、旧原子力安全委員会元委員長の松浦祥次郎氏(77)を選んだ。当機構の安全軽視の体質は根深く、安全神話を作り上げてきた両氏であるが、松浦祥次郎氏に至ってもまったく改善されず、2016年12月国は廃炉することを決定した。
昨年4月理事長に就任した民間出身の児玉理事長にしても、これまで長年、原子力行政を司ってきた原子力安全委が支配する当機構に逆らうことができないのか、原子力規制緩和委員会すら驚くほどのいい加減な「ふげん」の廃炉手順を踏んでいる。

民間の研究出身者は、知見もあり人望もあろうが出世欲は少なく、知見と権威欲・出世欲の塊である御用学者や高級官僚たちの相手ではない。潰されるだけだろう。児玉理事長は同機構を解体するか、辞めるかのどちらかを選択すべきかもしれない。解体して、JAXAと三菱の関係のようにすれば、出身母体も喜ぶだろう。
そういえば、経営再建中の仏アレバに三菱が出資する。その布石かもしれないが・・・。
政府は廃炉する高速増殖炉「もんじゅ」に代えて、「新型もんじゅ」を仏アレバと技術提携して建設することを発表している。・・・それほど、高性能プルトニウム型核爆弾が、いつでも作れる体制が必要なのだろう。
当機構本部がある東海村で実際、何の核開発研究が行われているのか誰も知らないのが実態でもある。将来、日本が核爆弾を持てば、中国・北朝鮮・韓国・ロシア・アメリカに対して戦争抑止力となる。

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[ 2016年12月22日 ]

 

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