アイコン 109円台に円高突入 シリア・北朝鮮の地政リスク急上昇受け

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米国がシリアの化学兵器使用でトマホークミサイル59発を撃ち込みシリア空軍基地を壊滅させ、シリアを支援するロシアが猛反発、IS対策の軍事介入どころではなくなってきた。米露が反目しあい喜ぶのはISだけか。

米軍にしても、シリアやイラクで無人爆撃機を大量に利用し、米国内にある基地の操縦者がテレビゲームもどきに爆弾を投下、空対地ミサイルを撃ち込んでいる。これまでにアフガンも含め病院や学校などへの誤爆を続け、市民がどれほど犠牲になってきただろうか。

米国では、元来戦争大好きな共和党政権が誕生しており、今回のシリア問題だけでは済まされない北朝鮮問題も抱え意気軒昂だ。
もしも米軍が北朝鮮を攻撃した場合、礼儀正しく攻撃の2時間前に、日本政府や韓国政府に通知することだろう。米国はそういう国だ。

こうしたことから11日の米国では、原油価格が高騰し53ドル台(WTI/米国11日)に、円も1円以上円高になり109円台に突入している。米ドルは主要国の為替で全面安となっている。リスク回避の神様・金も銀も上昇している。

ただ、米ダウ平均株価は大きく下げたり上げたりせず、トランプ経済政策の行き詰まりで株価の頭が抑えられ、下降トレンドに入っているものの、中国や日本との貿易赤字交渉も具体化させ、公約の大型減税も控えるため、小動きの下落トレンドを続け、シリア攻撃などに影響されていない。

シリア攻撃で原油価格が上がって大喜びしたのは、米国のシェールオイル軍団でもある。それに米国の軍需産業も大儲けが保証されたようなものだろう。共和党を大好きな産業でもある。

日本も戦争銘柄の細谷火工、石川製作所、豊和工業、興研などの株価が吹っ飛んでいる。
雨が降れば桶屋が儲かるとおりだ。

実際、米軍により北朝鮮征伐が実施されなくても、米国や日本の軍予算は拡大、装備品の新規導入や更新需要が拡大、演習も増加し、弾薬やミサイルの消費も急増する。

こうした銘柄の株価が上昇するのは必然だろう。日本は誰かさんの希望通り学校で軍歌を流し続けるのだろうか。
 

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[ 2017年4月12日 ]

 

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