セガサミー IR型カジノ20日オープン「パラダイスシティ」韓国・仁川
日本もIR法の制定により、カジノ(=中国語で賭博場)の開設が本格化するが、在日含む日本勢は韓国で一足先にIR型カジノの開発を行っている。
韓国初の統合リゾート型カジノ「パラダイスシティ」が4月20日、ソウル近郊の仁川国際空港そばにオープンする。
運営を手掛けるパラダイスセガサミーが11日公表した。
同社は日本のセガサミーと韓国カジノの大手パラダイスによる合弁会社。
以前、総投資額は約1,380億円。出資比率は韓国のカジノ運営会社のパラダイスが55%、セガサミーが45%と報じられていた。
パラダイスシティは、33万9000平方メートル規模で、ホテル、リゾート、コンベンション施設、カジノ、ショッピング施設、レストラン、アートギャラリー、スパ、クラブなどを備える。
20日には、ホテルとリゾート、カジノ、コンベンション施設がオープンする。
残りの施設は、来年上半期にオープン予定。
ホテル・リゾートは、デラックスルーム、スイートルーム、プールヴィラなどさまざまなタイプの客室711室を備える。
カジノは、外国人専用で、韓国最大規模(1万5529平方メートル)となる。また、コンベンション施設は最大1600人を同時に収容できる。
ソウルからは、空港鉄道で40分、仁川空港からはリニアモノレールで5分の距離にあり、北京や上海、東京など隣国の主要都市からも飛行機で2時間以内とアクセスが良い。
パラダイスセガサミーは、パラダイスシティを向こう50年間運営し、延78万人の雇用、8兆2000億ウォン(約7900億円)の生産誘発効果、3兆2500億ウォンの付加価値を創出するとしている。
米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発する中国が、自国民の韓国への旅行を制限している中でも、パラダイスシティは集客に自信を見せる。
パラダイスシティのマーケティング担当役員は、外国人専用カジノの主要客となるVIPは、中国政府の旅行制限対象となる団体旅行客ではないため、免税店などに比べTHAAD問題の影響を受けにくいと話している。
パラダイスシティの概要
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施設名称
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PARADISE CITY (パラダイスシティ)
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運営会社
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PARADISE SEGASAMMY Co.,Ltd.
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出資会社
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パラダイス55%、セガサミ45%
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施設住所
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大韓民国仁川広域市中区 雲西洞 国際業務団地(IBC-1)2段階地域一円
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敷地面積
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330,000㎡(約10万坪)
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施設構成
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カジノ(Table Game:160台、Electronic Table Game:388台、Slot Machines:350台)
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ホテル(部屋数:711室、付帯施設:レストラン、バンケット、屋内外プール等)、
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商業施設
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文化施設(コンベンションホール)
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プレミアムスパ(温浴施設)
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デザイナーズホテル(部屋数:103室 付帯施設:フィットネスジム)
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開業
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2017年上期から順次予定
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すぐ近くの永宗島(仁川-ソウル間の空港寄りの埋立地)ではマルハンらのIRガシノが建設されている。
朝鮮人動揺カッカする中国人の富裕層を相手せず、経営は成り立たない。中国ではまだ役人たちの腐敗摘発が行われており、済州島やマカオのカジノなどに中国公安をせ潜入させ、摘発しており、売上高が習近平政権になり激減している。VIP客となる中国富裕層もその対象になる恐れがあり、近場のカジノは敬遠している。
ところでセガサミーは、戦争リスク保険をかけているのだろうか?
関連過去記事
http://n-seikei.jp/2013/10/post-18458.html
http://n-seikei.jp/2015/03/post-27511.html
http://n-seikei.jp/2016/03/post-36187.html
http://n-seikei.jp/2012/02/post-6919.html
<IRカジノ「パラダイスシティ」>
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