HIS 熊本空港の民営化に傘下の九州産業交通HDで入札へ 熊本空港概要
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の沢田秀雄会長兼社長は8日、日本記者クラブで会見し、国土交通省が運営権の民間委託(民営化)を検討する熊本空港について、子会社の九州産業交通ホールディングス(HD、熊本市)として入札に参加する意向を示した。
HIS子会社のハウステンボスが蓄積するロボット活用のノウハウを生かした新ターミナル構想の一端を披露し、「生産性を上げるだけでなく、楽しい空港がいい」と語った。
九産交HDの最高顧問を務める沢田氏は、仮定の話と前置きした上で「お客さんに喜ばれるようなショップやレストラン、イベントなどエンターテインメント性があっていいし、生産性を上げるためにロボット化を進めていく。この両輪で行く方がいい」と述べた。
国交省と熊本県は、熊本地震で被災した国内線と国際線の両ターミナルの一体的な建て替えも含めて民間企業に任せる方針で、2019年度半ばにも運営事業者を決める見通し。
国交省は1月23日、熊本空港の運営権民間委託(民営化)について、運営事業者を2019年度半ばにも決める見通しを明らかにしていた。
熊本県と国交省は、新運営会社に熊本地震で被災したターミナルの建て替えを設計段階から任せる方針。
早期着工を目指し、20年度をめどに空港東側に建てる仮設ターミナルに機能を移し、現在の国内線ターミナルの解体に入る予定。
以上、
澤田オーナーの核事業のHISは、前期、消費不況により海外旅行客が減少している影響を受け、さらに得意の欧州企画旅行が欧州テロの影響を受け、大幅利益減に陥り澤田社長が社長に復帰している。
ロマンとビジネスを結び付けた澤田社長の手腕はスゴイの一言だが、そうした個人の資源が拡散され過ぎており、各事業に澤田社長が全権任せることができるロマンとビジネスを共有した番頭役や経営スタッフの早期育成が求められる。澤田社長コケたら皆コケたではシャレにならない。
熊本空港概要
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熊本空港
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愛称:「阿蘇くまもと空港」
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所在地
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熊本県上益城郡益城町小谷
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種類
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商業空港
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運営者
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国土交通大臣
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運用時間
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7:30 - 21:30
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標高
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196 m (642 ft)
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滑走路
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3,000×45(m)
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供用開始
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1971年4月
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1999年8月、国内線ターミナル増築
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乗降客数
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3,179千人(2016年3月期)
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熊本空港ビルディング 2016年3月期決算
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営業収益
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16億3620万円
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営業費用
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13億6075万円
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営業利益
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2億7545万円
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経常利益
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3億7232万円
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当期利益
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3億8102万円
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(注記)
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2016年4月の熊本大地震で被災
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