海自ヘリ「SH-60J」墜落 1人救助 3人不明 護衛艦「せとぎり」搭載機
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26日午後10時50分ごろ、青森県の竜飛崎西南西約90キロの日本海上で、遭難信号を出したあと、4人乗りの海上自衛隊のヘリコプター「SH-60J」と連絡が取れなくなり、墜落した模様。
事故機は、海自大湊基地(青森県むつ市)所属の護衛艦「せとぎり」の搭載機。事故当時、ほかの護衛艦2隻、ヘリ2機とともに夜間の離発着訓練をしていたという。
防衛省によると、搭乗した隊員はいずれも男性。1人が救助され、命に別条はない。ほかの3人が行方不明になっており、海自が付近を捜索している。
今月17日には山口県岩国市の海自岩国航空基地で、輸送ヘリが訓練飛行中にバランスを崩して落下横転。機体は大破し、搭乗していた4人が病院に搬送された。
SH-60J
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用途
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対潜哨戒、汎用
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分類
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中型ヘリコプター
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製造者
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三菱重工業、シコルスキー・エアクラフト社
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ライセンス生産
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運用者
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日本(海上自衛隊)
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初飛行
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1987年8月31日(XSH-60J)
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生産数
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103機
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運用開始
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1991年8月
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ユニットコスト
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50億円
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SH-60Jの事故
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年月日
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所 属
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機番号
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事故内容
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1992.5.8
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第51航空隊
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8201
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試験飛行中、厚木航空基地に着陸の際にエンジン不調により地上約5mから落下、横転した。機体は大破、乗員5名が重軽傷を負った。
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1993.7.6
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8209
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東京湾口を飛行中、エンジン不調により洲崎灯台の北北東約3浬の海上に不時着水した。機体は水没。
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1995.7.4
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第121航空隊
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8241
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北海道襟裳岬北東4浬の海上でソナーケーブルが不時に巻き出し、接水横転し水没。当時、護衛艦「しらゆき」搭載。機長1名殉職。原因は操縦士の空間識失調。
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1996.6.18
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第124航空隊
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8215
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米海軍バーバーズ・ポイント基地(ハワイ真珠湾)に着陸後、地上滑走中にメイン・ローターが破断し、大破炎上。
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1996.11.22
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第123航空隊
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8213
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離着陸訓練中、エンジン不調により大村航空基地付近のにんじん畑に不時着、小破。
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2004.5.21
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大村航空隊
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8237
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災害派遣により夜間飛行にて壱岐空港に向かう途中、山腹の樹木と接触し、伊万里市付近の農地に不時着、中破。
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2009.12.8
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第22航空隊
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8297
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副操縦士養成訓練中、長崎県西彼杵半島西方沖約27kmの海上に操縦ミスにより墜落。副操縦士と航空士の2名殉職[4]。
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2012.2.8
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第25航空隊
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8264
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大湊航空基地で操縦士の空間識失調により横転。航空士1名軽傷[5]。
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2012.4.15
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8279
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青森県・陸奥湾において練習艦隊見送りのための訓練展示中、護衛艦「まつゆき」に近接、同艦の格納庫左側に接触し、着水、水没。機長1名殉職[6]。
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2017.8.26
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護衛艦「せとぎり」搭載機離発着訓練中に墜落3人不明、1人救助
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[ 2017年8月28日 ]