アイコン 韓国で大橋建設工事で床版4枚落下 1枚長さ60メートル

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8月26日午後3時ごろ、京畿道平沢市内の「平沢国際大橋」建設工事現場で、床版4枚が連鎖的に崩れる事故が発生した。事故時は作業員が休憩中だったため、人的被害はなかった。
この事故は平沢国際大橋15-19番橋脚に設置された床版4枚(長さ240メートル)が崩落し、約20メートル下に落ちたもの。
長さ1.3キロ、往復4車線の平沢国際大橋は、平沢湖横断道路の一部。

橋脚は、すべて設置されており、床版を橋脚に載せる工程が行われていた。
自動車などの荷重を直接受ける部材の床版は、地上であらかじめ製造した後、油圧ジャッキを使って床版を橋脚上に少しずつスライドさせて固定する「押し出し工法(ILM工法)」が採用されていた。
これは施工者が、韓国国内の橋梁工事をする際によく使用する一般的な工法。ILM工法が適用された橋の建設工事で崩壊事故が起きたのは今回が初めてだという。

工事現場では、当時、作業員17人が床版設置作業に従事。工事関係者は「橋脚の上に7枚目の床版をつなぐ作業を終え、たまたま下に降りて休憩していた。すると、突然、ごう音が響いて一瞬のうちに床版が崩れた」と語った。

 最後に設置した一番端の床版が崩れ、ほかの3枚もドミノ式に相次いで落ちたと推定されている。1枚の長さが60メートルある床版(30メートル構造×2)は、鉄筋・鋼線などを材料とするケーブルでつながれている。床版が1枚崩れると、ほかも相次いで崩れる可能性がある。残り3枚も落下の危険性があるという。

橋の下には国道43号線(世宗-平沢自動車専用道路)が通っているため、平沢市は梧城インターチェンジ-新南インターチェンジまでの区間(14キロメートル)間で交通規制し、迂回させている。

<過去の橋にかかわる建設事故>
2012年、京畿道坡州市内の橋の建設現場で床版が崩れ、作業員2人が死亡、12人が負傷した。

2013年7月、ソウルオリンピック大路汝矣島出入口と江西区傍花洞を結ぶ接続道路工事現場で、コンクリート製の床版が崩れ、中国人朝鮮族の作業員2人が下敷きになり死亡、1人が重傷を負った。

2013年12月、釜山北港大橋と南港大橋を結ぶ接続道路工事現場で、幅約4メートルの路肩(非常時道路区間)を作るためコンクリートを流し込んでいた鉄骨製構造物が崩れ、作業員4人が巻き込まれ死亡。

2015年3月、京畿道竜仁市南四-東灘の国家支援地方道23号線に架かる橋の建設現場で、コンクリート作業中に床版スラブが崩れて作業員が10数メートル下に転落、1人が死亡、8人が重軽傷を負った。

2016年7月、全羅南道霊光郡向化島と務安郡海際面をつなぐ七山大橋の工事で橋脚と床版の接続部が破損し、床版がシーソーのように傾いて6人が負傷した。
以上、韓国紙参照

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[ 2017年8月29日 ]

 

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