アイコン 北朝鮮問題に急浮上 ロシア プーチンの動向

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北朝鮮の鍵を握るのは中国とロシアであるが、中国もロシアも北朝鮮制裁が強化されるほどに密貿易が盛んとなるお国柄。

<プーチンの北朝鮮に対する言動・見解>
「対北朝鮮制裁はすでに限界に達した。(経済制裁は)全く効率的でない」

「圧迫と制裁だけでは北朝鮮核問題を解決できない」

「彼ら(北朝鮮)は自分たちが安全だと感じられなければ、雑草を食べてでも、自分たちの安全を守る道に背を向けることはしない」

「北朝鮮が核を持っていることも、長距離砲などの兵器を持っていることも分かっている。長距離砲に対抗できる兵器は存在せず、そうした兵器は位置の特定が難しい。ミサイル防衛システムでは通常の長距離砲に対する十分な安全は保障できない。従って、このような軍事ヒステリーは良い結果にはつながらない。世界的惨事を招き、多数の犠牲者が出る可能性がある」

<本音>
「(アメリカは)私たちを北朝鮮と同じ制裁に載せておきながら、北朝鮮に対する制裁に、私たちの助けを要請するとは笑わせる」、「これは、オーストラリアとオーストリアを混同する人がすることだ」

<露朝間の公式交易数値>
「現在、ロシアと北朝鮮の交易は事実上ゼロ状態だ。第1四半期(ロシアの北朝鮮に対する)原油・石油製品供給は4万トンだった。他の国には4億トンを輸出している。北朝鮮労働者のロシアへの送出もすべて合せても3万人だ。殆どないに等しい」

<アメリカが墓穴を掘った>
ウクライナ問題は、米CIAが企んだクーデターにより成し遂げられた。しかし、その見返りは、ウクライナのクリミア半島をロシアに奪われ、東部はロシア民族の親ロシア派にロシア兵の精鋭部隊を義勇兵に化けさせ参軍させたことから、ウクライナ軍は対応できず、アメリカ抜きのドイツの仲介によりやっと武装したまま停戦している状態だ。

当時のオバマ大統領は、ウクライナの自由主義者に選挙で勝ち取れさせれば良かったものの、私服を肥やす親ロシア派政権と言えどもクーデターさせる必要があったのだろうか。
それもプーチンが陣頭指揮し、身動きできないソチ冬季五輪のさなかである。・・・プーチンが怒るのも当たり前だろう。
ウクライナは結果、領土を奪われるなど実質クーデター失敗に、激怒したアメリカのオバマ大統領は、ロシアに対して強烈な経済制裁を放ち、今日に至っている。

ロシア経済はズタズタになったが、すでに底を打ち、経済は安定している。その安定に一役買ったのが、膨大な天然ガスを購入した中国だった。中国とロシアは国境問題を抱え、旧ソ連時代から関係それほど良くなかったが、結果、アメリカは中露間に強い経済的な絆をもたらせてしまった。
こうして、新冷戦時代を到来させた張本人がオバマ大統領だ。

アメリカ人は、ロシア人を嫌う、ロシアもドイツまでむごいことはないがユダヤ人を排斥したことに起因しているからだろうか。アメリカが一番嫌う共産主義国家だったからだろうか。
(日本もソ連のスターリン時代の戦後直後、日本人が満州からシベリアへ抑留され、34万人も死者が出るほど奴隷・酷使された恨み辛みがある。北方領土も占領したままだ。)

アメリカ議会は現在もロシアをソ連時代同様敵視している。
米トランプは、ロシアに対し、にじり寄ろうとしたが、選挙時の側近たちによるロシアゲート事件により、ロシアへ近付けない状況を自らが作っている。

北朝鮮問題は、中露をおびき出さない限り、力しか解決の道はない。中国だけを締め上げてもロシアが北朝鮮に対して緩める。
アメリカも経済制裁しているロシアだけに、中国のように面と向かって話もできない。
ロシアプーチンにとって、北朝鮮問題は外交材料の一つに過ぎない。特にアメリカに対し。
(金正恩は今年5月、ロシアを訪問し、プーチンと会談する予定であったが、ミサイル発射実験に伴う斬首作戦、クーデターを恐れて訪問しなかったとされる。金正恩は中国習よりプーチンを信頼している)

アメリカ議会は、北朝鮮から刃を突き付けられ、トランプ大統領任せ、韓国がどうなろうと知ったことではないという立場だ。もともと白人至上主義の好戦国でもある。
アメリカでは日本のように北朝鮮問題で一切大騒ぎしていない。

米トランプは、北朝鮮問題により、日韓に対して、特に韓国に対して、これまでの制限を撤廃してまで巨額の武器を売り付けられ、大喜びしていると報道もなされている。

中国の№3張徳江は、習と対峙する江沢民派で、常務委員(習主席入れ7名)として唯一、北朝鮮人脈を有しているが、習は北朝鮮問題で張を使おうともしない。
10月18日から始まる中国共産党大会、張はまだ常務委員候補に挙がっていないそうだ。習にとって、北朝鮮どころではなく、まだ、国内の権力闘争、独裁体制の建設に全力を投入しているようだ。

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[ 2017年9月 8日 ]

 

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