アイコン 内紛 城西大学 4億円不正支出で創立者の娘水田宗子前理事長を告訴検討

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紀尾井町キャンパス学校法人「城西大学」(千代田区)は8日、水田宗子前理事長(創立者の娘、比較文学者、詩人)が、総額4億円の不適切な支出に関与したとする調査報告書を公表した。
城西大は同日の理事会で、12年半務めた理事長を昨年11月に退き理事に就いていた水田氏を解任した。

城西大は今年4月、弁護士らでつくる「会計調査委員会」を設置し、水田氏の理事長時代の支出を調べていた。
報告書は、2004~13年に名誉理事長だった水田氏の母清子氏(故人)の報酬や退職金について、理事会の決議がなかったと指摘。
水田氏が2016年に出張渡米した際、米国在住の親族以外に面談した事実が確認できないとして、それぞれ不適正支出と認定するなどした。
城西大は水田氏に対する民事訴訟と刑事告訴を検討するという。

一方、水田氏の代理人弁護士は、「調査方法や証拠の評価も到底公平なものとは認められない。報告書に重大な瑕疵があり、解任理由にならない」とのコメントを出した。

水田宗子前理事長の父は、城西大学創立者で衆議院議員連続13回当選、池田勇人政権及び佐藤栄作政権時代に大蔵大臣を6回務めた故水田三喜男氏。
米イエール大学大学院においてAmerican Studiesを専攻し博士号を取得。
1970年より、米メリー・マウント大学、スクリップス大学において現代英米文学、批評理論などを担当、
1974年より米南カリフォルニア大学比較文学部准教授など米国礫り。

<城西大学>
本部キャンパスは、埼玉県坂戸市けやき台1-1
東京紀尾井町キャンパス(城西国際大学・城西短期大学と共用)は、東京都千代田区紀尾井町3-26。

指南役が介在しているか、権力争いか、私物化か、乗っ取りか。
紀尾井町キャンパスは莫大な資産価値がある。

<解任に至る経緯>
2016年11月 学校法人城西大学理事会において解任決議がなされ理事長を退任。この理事会で、当時小野元之理事(2016年12月以降、学校法人城西大学理事長代理)が解任の動議を提出した。
解任理由として小野氏から不適切な発言があり、名誉が棄損されたとして、小野氏を被告として訴訟を提起した。現在係争中。

2017年4月 理事長時代に不適切な支出などがあった疑いがあるとして、学校法人城西大学が、会計調査委員会を設置した記者会見した。

2017年5月、これに対して水田氏側は、不正使用は事実無根であり、この記者会見によって名誉が棄損されたとして、学校法人城西大学及び実際に記者会見を行った城西大学の北村幸久法人事務局長を被告として、訴訟を提起、現在係争中である。
 

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[ 2017年9月 9日 ]

 

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