アイコン 米トランプ 輸入鉄鋼25%、アルミ10%の関税来週承認へ 232条日本直撃

 

 

米トランプは、輸入の鉄鋼製品とアルミ製品に一律関税をかける。

ドナルド・トランプ米大統領は3月1日、鉄鋼とアルミについての新たな関税措置を来週承認し、輸入する鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課すと表明した。
トランプが「米国の基幹産業」とする業界の雇用拡大を狙う。

トランプは、ホワイトハウスで鉄鋼業界幹部らと会合を開き、この関税が国内産業を「長期にわたり」保護することになると話した。
また、「貿易不均衡」で他国が有利になっているとして、この措置が必要だと説明したという。
以上、

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時代錯誤な基地外丸出しのトランプ、日本が衰退した繊維産業を守るため、輸入品に高い関税かけるようなものだ。
トランプは重商主義者・超保護貿易が経済外交の公約、
経済好調が続けば、自らの人気は高まり、2期やれると読んでいる。・・・愚か。飴だけで判断する時代ではない。
11月6日の中間選挙に向け、輸入品についてはますます過激になる。

<日本・韓国・中国>
原価の安い鉄鋼製品は輸出に耐えられようが、日本製品は直撃を受ける。
韓国勢はヒステリックになっていたが、一律では米国内勢との競争はあろうが、輸出競争力は損なわず、また、ポスコはベトナムやインドネシアでの自社工場生産品にシフト輸出すれば被害を最小化できる。
韓国は鉄鋼生産品の直接輸出、また中国から鋼材を購入後、韓国内で鋼管などに加工して米へ輸出するなど多岐にわたる。

中国は元々鉄鋼の過剰生産から輸出しており、25%かけられようが関係なく、輸出を続ける。しかし、利益を損なうことから、中国政府は問題にすることになる。
(中国は報復すると宣言している。どっぷり中国に浸かった米国企業に対して制裁を加える可能性がある)

米国は、これまでにも鉄鋼製品については、ダンピング課税など掛け輸入規制している。

米国製レベルの鉄鋼製品を持つ先進各国の鉄鋼企業がダメージを一番受ける。

<米国への鉄鋼輸出国>
米国の鉄鋼輸入の多い国順は、
1位カナダ、2位中国、3位韓国、4位ブラジル、5位メキシコ、6位トルコ、7位日本、8位ロシア、9位ドイツ、10位台湾、11位ベトナム・・・
米国の2016年の輸入量は30.1百万トン。

安保侵害の232条発動に基づき米商務省がトランプに提案した3つの規制案。
1、全ての国からの鉄鋼輸入を昨年の63%に制限するクオータ(輸入枠)を設定する
2、全ての輸入鉄鋼製品に24%の関税を課す
3、韓国、ブラジル、中国、インド、ロシアなど12ヶ国から輸入する鉄鋼に53%の関税をかけ、残る国については、前年水準に輸入を制限する。
というものだった。
2番目を採用したようだ。

前回記事
http://n-seikei.jp/2018/02/post-49737.html

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[ 2018年3月 2日 ]

 

 

 

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