アイコン インドネシア新幹線 大幅に工事遅れ 空港まで延伸の時間稼ぎ 中国追加融資も出さず

 

 

インドネシアでは来年大統領選挙、ジョコ大統領はインドネシア新幹線を開通させ、磐石な体制で2期目に挑もうと計算していた。
ところが、大統領なり立てで、自らが属する闘争民主党にインドネシア新幹線の建設を委ねたことから、日本から中国へ。2014年10月中国が受注した。

ジョコ大統領は、闘争民主党の力ではなく、ジャカルタ市長時代の人気により、大統領になった人物、中国寄りの闘争民主党のメガワティ(女史、元大統領、スカルノ大統領の娘)とその家来のリニ・スマルノ国営企業大臣に利用、翻弄され、結果、いつ完成するかわからない新幹線となってしまった。

米華字メディアの多維新聞は、中国が主導する広域経済圏構想「一帯一路」の重要な協力相手であるインドネシアが、中国を捨て日本と接近する可能性もあると報じた。

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記事によると、日本メディアは「中国寄りとされたインドネシアが、日本への接近に傾いている」とし、「日本案を蹴って中国案を採用した高速鉄道計画が思惑通りに進まない中、来年の大統領選挙が近づくジョコ大統領には、目に見える実績づくりへの焦りがのぞく」と指摘している。

インドネシア初の高速鉄道建設計画は51.35億ドル(約5500億円)を超える巨大プロジェクトで、当初は円借款による日本の新幹線方式の導入が有力だった。だが、中国に工事をさせたい党首のメガワティは、大統領になったばかりのジョコを借金を嫌うにジョコ政権に仕立て上げ、2015年9月、メガワティ&リニ&中国間での段取りどおり「財政負担不要」という中国の提案を一転して採用した。

2016年1月に大統領も参加し盛大な起工式が催されたが、2年たっても一部で整地作業が続くだけで、中国側は「土地収用が終わらなければ資金は出せない」と言い張り、事業は立ち往生。2019年の開業は絶望的、選挙までに完成させたいジョコ大統領にとって大きな誤算となり、今年1月、計画の見直しが始められたという。

多維新聞は、こうした日本メディアの報道を伝えた上で、「インドネシア高速鉄道計画は、一帯一路の推進における重要な成功の兆しとみなされてきた。だが、中国とインドネシアの間の良好な協力関係は今まさにひっくり返ろうとしている」と指摘している。
以上、

闘争民主党の党首で腹黒いメガワティは、すでに娘を最年少の大臣の位置に座らせている。家来のリニに至っては、5年も6年も現地調査して作成した日本側の新幹線建設計画資料を中国側に提供し、巨額賄賂が中国側からもたらされた可能性も指摘されていた。

インドネシア新幹線は、首都ジャカルタ-バンドン間の約142キロ、国が所有管理しているプランテーション(路線の60%)や既存道路などの走行計画路線は別にして、工場団地内や軍の敷地を通り、工場への電気鉄塔移設問題や軍の反発を受けていた。また、バンドンは山間部の盆地にあり、トンネルを掘る必要もある。
いくら中国新幹線工事が、新幹線並みにデタラメに速いとしても、トンネル工事には時間を要する。インドネシアは火山国=地震国、軌道は耐震仕様の工事が求められる。

どこまで工事が進展しているのか今は知らぬが、中国側は計画路線の不動産買収を完了させなければ、追加融資さえしない方針に至っている(今年はじめに残り10%だとされるが予算も限られ一番難しい10%)。

メガワティ&ジョコは、中国側から提出された中国語の工事計画書を拒否して工事認可を下ろさなかった運輸大臣を2016年7月更迭、新任大臣に対し翌月の8月には工事認可を下ろさせ、同月に工事主体のインドネシア中国高速鉄道(KCIC、中国企業5社+インドネシア企業4社)の社長(インドネシア人)が中国を訪問、中国の国有銀行から融資を取り付けるつもりが相手にされず帰国、半年後やっと融資の一部が出たものの、資金不足で現地では工事が進められず、現在の有様になっている。
インドネシアでは、中国建設業者は、人権無視の中国国内やエチオピアなどのようなスピードで工事できるところではない。

ここにきてメガワティ&ジョコは、駅をジャカルタから国際空港までの延伸策を打ち出し、工事遅れの理由付けにする動きに出ている。すでに執行予算も60億ドルに達しているとされ、延伸では90億ドルに達すると見込まれている。足下では土地収用が進んでおらず、工事遅れの原因にもなっており、金も出さない中国側の工事遅延の理由付けにもなっている。
以上、報道など参考

追、余談
昨年5月、文在寅大統領就任後、米マケイン上院議員(軍事委員長)が韓国を5月末にも訪問しようとした際、スケジュール調整のため韓国大統領府に連絡を入れたところ、10日間あまり文政権にほったらかしにされ、韓国側から連絡を受けたときには、怒ったマケイン氏側がもうほかに用事ができたと訪韓予定をキャンセルした。

その月末に文在寅が一日中会っていたのがインドネシアの中国寄りのメガワティ元大統領だった。従北の文在寅であっても金正恩人脈がまったくなく、金正恩に会いたくとも会えず、金正恩はミサイルを撃ち込むばかり。そこで、文座寅はメガワティに金正恩との会談を用意してくれるように要請、メガワティは快諾、しかし、メガワティは亡き金正日とは知り合いだが、若造の金正恩には脈を持っておらず、その後メガワティ側から文在寅へは何の音沙汰なかった。

さぞかし、共和党上院の重鎮であるマケイン氏は文在寅に対して怒っていたことだろう。

文政権は左派政権、親中従北反日の学者など政治ド素人ばかり寄せ集めており、外交などの専門家がいない。経済問題も実体経済を知らない学者たちが取り仕切っている。

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[ 2018年3月 1日 ]

 

 

 

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