アイコン 米トランプ プーチン再選の「祝辞」批判噴出/WH電話内容漏洩で調査

 

 

トランプ米大統領は20日、ホワイトハウスで記者団に、ロシア大統領選で再選を決めたプーチン大統領に祝意を伝えたことを明らかにした。これに対し、共和党の重鎮マケイン上院議員から強い批判が出ている。

トランプ氏は記者団に、プーチン氏と電話で会談し祝意を伝えたと説明した。また、「そう遠くない将来に」おそらくプーチン氏と会談する意向だとも述べた。
「軍拡競争について協議」する場を設けるためで、会談ではこのほか「ウクライナ」や「シリア」、「北朝鮮問題」なども焦点になる可能性があるという。

電話会談で、プーチン氏の再選に祝意を示すという衝撃的な決定に至った経緯に関する内部情報が漏えい。面目を潰された形のホワイトハウスからは、怒りの声が上がっており、ある高官は今回の漏えいが違法行為に当たる可能性もあると指摘している。

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<無視されたWHスタッフの「祝意」厳禁警告>
プーチン氏との電話会談に備えトランプ氏が渡されていたメモには、「祝辞は述べないように」との警告も含まれていたが、トランプ氏はこれを無視。ホワイトハウス内では現在、このメモを流出させた人物の特定が進められている。

側近の一部はプーチン氏に電話をかけること自体をすべきでないと助言していたが、トランプ氏はこれにも耳を貸さなかった。
さらに、プーチン氏が通算4期目をかけ臨んだ大統領選では得票数の水増しの証拠やメディア検閲、政敵らの収監といった問題が影を落としていたのにもかかわらず、トランプ氏はプーチン氏の当選に祝意を示した。

米紙ワシントン・ポストなどの報道によると、側近らはトランプ氏に対し、プーチン氏に祝辞を述べるべきではなく、英国でのロシア人元スパイ殺害未遂事件を非難すべきだと明確に助言していた。
だが、ホワイトハウスとロシア大統領府の説明によれば、トランプ氏は、電話会談でどちらの助言も聞かなかった。

大統領執務室でのやり取りに関する重要情報が漏えいした事実は、トランプ氏の場当たり的なやり方や、側近らの助言を無視する姿勢に対し、ホワイトハウス内で不満が高まっていることを示している。
この電話会談の詳細を知っていたであろう高官は非常に少なく、政権最高位の職員と大統領自身のみに限られる。

匿名を条件にAFPの取材に応じた高官らによると、ホワイトハウスでは情報漏えい者捜しが開始されたという。
ある高官は、電話会談用の文書は機密情報だった可能性があり、そうであれば漏えいは犯罪になると語った。
以上、AFPなど参照

また、首が飛ぶのだろうか。まだトランプ政権では職責が空いたままになっている部署長ポストがいくつもある中で、就任来1年と2ヶ月あまりで、多くの高官がすでに辞任に追い込まれたり解任させられたりしている。
ホワイトハウスの主はトランプであり、ホワイトハウスの高官たちが何をトランプに言っても聞くような人物ではないことはすでに何回も証明されている。

<トランプの性格>
マクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官はトランプについて、次のとおり述べている。
「集中できる間隔が短く、注意力が散漫になりやすいので、大統領を説得することは非常に難しい」、「大統領が機密情報の取り扱いに無頓着なことから、国家安全保障の懸念から、さらに複雑になっている」と。
そのマクマスター補佐官も辞任の噂が流れている。

ただ、現実にプーチンが再選され、選挙不正が明らかになってもプーチンが見直しなどするはずもなく、米露の軍拡などで緊張関係が増幅する中、なんらか手を打つ必要性が求められているのも事実。

もしも、米露会談が実現したとしても、米トランプが会談時に、シリアなどへのトマホーク59発などのご馳走の献立は用意しないと見られるが・・・。想像も理解もできないのがトランプだが・・・。

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[ 2018年3月22日 ]

 

 

 

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