アイコン 映画の威力 ヤクルト株上昇 韓国製と間違えられる

 

 

ヤクルト本社は、メディアで自社商品が間違って紹介されても、視聴者に訴える力がものすごいことに気づかされているだろう。
ソーシャルメディアと企業業績の関係を分析するMサイエンシズ・ティッカータグズのマーク・バックマン氏によると、ネットフリックスが8月17日にリリースした恋愛コメディー映画「To All the Boys I’ve Loved Before(原題:私が愛した全ての男の子に)」の視聴者は、主人公の妹が飲んでいるヤクルトの独特な容器に目がくぎ付けとなり、ツイッター上で盛り上がったと述べた。

この映画で、ヤクルトは「韓国のヨーグルトスムージー」と紹介されているが、視聴者は明らかにヤクルトの「独特な赤いアルミのふた」に目を奪われている、と同氏は8月31日のリポートで指摘した。
「これは、日本ブランドで、映画では一度も商品名は出てこないが、間違いなくヤクルトのボトルであり、ツイッターのユーザーはすぐに気づいた」と同氏は述べた。

スポンサード リンク

映画のリリース後、ヤクルトが「言及される頻度」は急上昇。その会話の大半は製品への関心に直接関係していたという。
売上高の伸び鈍化を背景に年初から▲約6%下落しているヤクルトの株価は、リリース後に2.6%余り上昇した。

バックマン氏は、「会話で話題に上る頻度が増えていることを勘案すると、ヤクルトのブランド認知度が高まり、売上高の増加につながる公算が大きいと考えられる」と述べた。
以上、

ヤクルトは新興国の健康に貢献しているものの、韓国企業に間違えられるほど、欧米諸国では知名度が乏しいようだ。
降って沸いた好機、ヤクルトは一押しできるだろうか。
・・・この際、健康に気をつかう巨大IT企業が多いシリコンバレー内にヤクルトレディを配置したらいかがだろうか。

ヤクルト菌(シロタ株菌)は、代田稔氏が福岡・唐人町で開発したものの、販売には直接関与せず、各地の販売会社に委ねた。長崎ヤクルトの松園尚巳氏はヤクルトレディによる販売方法で急成長させ、各地に設立されていたヤクルト社を糾合して日本のヤクルトに育て上げた。今では東南アジアはじめ世界各国へ進出している。
しかし、バブル時代に投資失敗、一線から退いた。現在の筆頭株主はフランスのダノン。故松園氏が設立した持株会社である松尚は、なお2.13%の株を保有し、第7順位の大株主。
ヤクルトの平成30年3月期の売上高は4,015億円、自己資本額は3,866億円。
 
 

スポンサード リンク
[ 2018年9月 4日 ]

 

 

 

関連記事

 

 

スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産