文大統領の悩みの種 10月の経済
韓国統計庁が29日に発表した「10月の産業活動動向」によると、生産・投資・消費が一斉に減少した。
産業活動動向の3大指標が同時に減少したのは2月以来8ヶ月ぶり。現在の景気状況を表す同行指数循環変動値も下落した。
10月の全産業生産(季節調整、農林漁業除く)は前月比で▲0.4%減少した。
前月比の産業生産は9月(▲0.4%)に3ヶ月ぶりに減少に転じたが、これで2ヶ月連続の減少となった。
サービス業と建設業が増加に転じたが、自動車・電子部品を中心に鉱工業生産が減少し、全体の産業生産が減少したことによるもの。
参考、工業生産額
今年10月までの増加額は0.8%となっている。
工業生産額 月額前年比
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18/11月
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-2.5
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12月
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-0.8
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19/1月
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0.2
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2月
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-3.7
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3月
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2.1
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4月
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1.9
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5月
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-1.0
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6月
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0.0
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7月
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2.8
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8月
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-1.8
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9月
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2.0
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10月
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-1.7
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消費動向を表す小売販売額は前月比▲0.5%減少した。
小売販売は8月に3.9%増加し、8年7ヶ月ぶりの最大幅となったが、9月に▲2.2%とまた減少に転じ、2ヶ月連続の減少となった。今年は10月の出に1.7%増加している。
小売販売額 月額前年比
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18/11月
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0.8
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12月
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-0.2
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19/1月
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0.3
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2月
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-0.5
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3月
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3.5
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4月
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-1.2
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5月
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0.9
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6月
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-1.6
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7月
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-0.8
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8月
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3.9
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9月
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-2.3
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10月
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-0.5
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10月の設備投資は前月比▲0.8%減少した。
設備投資は6月から9月まで4ヶ月連続で増加したが、10月に減少に転じた。建設業者が実際に施工した実績を金額で表す建設既成は前月に比べ1.7%増加した。
参考、10月の輸出入は次の表のとおり
韓国の輸出入 前年比
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輸出
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輸入
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18/11月
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4.1
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11.5
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12月
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-1.3
|
1.2
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19/1月
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-5.9
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-1.7
|
2月
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-11.4
|
-12.6
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3月
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-8.2
|
-6.7
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4月
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-2.0
|
2.6
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5月
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-9.5
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-1.8
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6月
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-13.7
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-10.9
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7月
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-11.0
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-2.6
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8月
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-13.8
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-1.2
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9月
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-11.7
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-5.6
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10月
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-14.7
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-14.6
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景気指標は分かれた。
景気同行指数循環変動値は前月比▲0.1ポイント下落した。
一方、今後の景気を予測する先行指数循環変動値は前月比0.2ポイント上昇した。
先行指数循環変動値が2ヶ月連続で上昇したのは2017年4~6月以来となる。
統計庁は「数字上で先行指数循環変動値が2ヶ月連続で上昇したため、景気見通しに対する前向きな信号が強まった」とし、「ただ、まだ同行指数循環変動値が下落しているだけに現状態で(底を打ったと)判断するのは難しいようだ」としている。
以上、
失業率は、官庁に公務員増を図らせ、高齢者は官公庁に2年間の就労を大量採用させ続けており、大幅に減っている。今年4月は青年失業率が11.7%だったが、10月は7.3%まで大幅に下がっている。
文政権は、公約で公務員を80万人増加するとしており、最低賃金の大幅増により失業者が大量に出てしまい、公約を実行に移している。また、中小零細事業者に対して、首切りしないように従業員一人当たりに付き、補助金をばら撒いており、失業者も減ってきている。
非生産部門の公務員増は、韓国政府の財政をのちのちボディブローのように影響してくるが、後2年半の文政権、知ったことではないようだ。
こうした非生産的な財政支出を未曾有に増やし、今度は日本を真似、平行して公共投資も実行に移している。そのため、韓国の財政規模は大幅に増加し続けている。当然、財政赤字をカバーするため発行する国債の残高も増えている。日本と違い、外国からの投資が多い国であり、何かあったら、引き上げにかかるという恐怖が付きまとう。
7月の日本の3品規制では、1ドル:1160ウォン台から1220ウォン台まで駆け上がった。現在は1180ウォンまで値上がり=戻している。
半導体の輸出額の減少が一巡しない限り、輸出低迷は続くが、これまで大幅に減り続けてきたことから、来春にも回復してくる。ただ、米中戦争が解決に向けていることが前提となる。
韓国の統計庁の長官は前任者は文大統領に忖度しなかったとして昨年8月に首を切られており、現在は文大統領に忖度する長官が就任している。統計庁が発表する数値では下から上がってくる数値を忖度する可能性もある。
文大統領は韓国経済の景気悪化は米中貿易戦争の責にしてしまった。それも良い方向に向かっていると評価している。失敗を認めない人に何を信頼することができようか。洗脳した文信者だけが頼りになっている。
最近、韓国では大統領府が前面に出てくるケースが顕著になってきている。韓国政府=部=省がありながら、ほとんど発言がない。大統領府は外部から入れた政治素人の左派強硬派が陣取っている。こうした権力の二重構造も危うい。
[ 2019年11月30日 ]