大阪府警また勇み足か? 府営住宅元副会長 処分保留で釈放
昨年5月、大阪市東淀川区の府営住宅で、自治会長が頭などを殴られて殺害された事件で、検察は18日、殺人容疑で逮捕された元副会長を処分保留で釈放する方針を固めた。
起訴に必要な十分な証拠がなかったためとみられる。
元副会長は、「今はやっていませんとしか言えません」などと供述し、容疑を否認していた。
昨年5月、大阪・東淀川区西淡路にある府営住宅の7階の廊下で、8階に住む自治会長の大仲正文さん(74)が頭や顔を鈍器で殴られて殺害されているのが見つかった。
警察は、直接の証拠はないものの、事件が起きたとみられる時間帯にほかに一緒にいた人物がいないことなどから、同じ府営住宅に住んでいた、自治会の鈴木昭元副会長(69)を今年2月、殺人容疑で逮捕した。
大阪地方検察庁は、勾留期限の18日、元副会長を処分保留で釈放する方針を固めた。
以上、
何で「今はやっていませんとしか言えません」と「今は・・・」と供述するのだろうか。
産経新聞は、元副会長は、事件当時外食に出かけ、帰宅したら事件が発生していたと産経記者に逮捕前にコメントしていた。ところが、NHKの報道では、事件直前まで大仲さんと一緒にいたことが分かったとして逮捕されたと掲載していた。
<逮捕時のサンケイ新聞2015.2.25 14:12配信記事>
大阪市東淀川区西淡路の府営住宅で昨年5月、8階の住人で府営住宅の自治会長の大仲正文さん=当時(74)=が殺害された事件で、大仲さんに暴行を加えて殺害した疑いが強まったとして、大阪府警捜査1課は25日、殺人容疑で、同じ府営住宅の住人の自治会元副会長(69)を逮捕した。
捜査関係者によると、元副会長は昨年5月19日、大仲さんの頭部を鈍器のようなもので殴りつけるなどして殺害した疑いが持たれている。
元副会長は事件後、産経新聞の取材に応じており、「葬儀で大仲さんの顔を見たが、よくあんなに殴ったものだ。事件のときは食事で外出していたので詳しいことは分からない。(府営住宅に)帰ってきたときはすでに騒ぎになっていた」などと話していた。
事件は同日夜、府営住宅の住人が、7階の廊下で血を流して倒れている大仲さんを発見。大仲さんは搬送後に死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は失血死で、頭や顔に鈍器で殴られたような傷があった。
府営住宅では事件以前、敷地内に消火剤がまかれるなどのいたずらが相次ぎ、大仲さんは事件当日、ほかの役員と防犯カメラの設置場所を検討するための見回りを行っていた。
また、大仲さん自身も自転車のブレーキを壊されるなどの嫌がらせを受けていたといい、府警は、府営住宅や大仲さんの交友関係に関連したトラブルがなかったかどうかを中心に捜査を進めていた。
以上。
同日のNHK配信記事
去年5月、大阪・東淀川区の府営住宅で自治会長の74歳の男性が頭などを殴られて
殺害された事件で、警察は自治会の当時の副会長の69歳の男が事件に関わった疑いが
強まったとして殺人の疑いで逮捕しました。
男は逮捕前の任意の事情聴取に対し、事件への関わりを否定していたということです。
去年5月、大阪・東淀川区西淡路にある府営住宅の7階の廊下で、8階に住む自治会長の
大仲正文さん(74)が死亡しているのが見つかり、警察は頭や顔に鈍器で殴られたような痕があったことから、殺人事件として捜査を進めていました。
その結果、同じ府営住宅に住み、当時、自治会の副会長を務めていた鈴木昭容疑者(69)が事件の直前まで大仲さんと一緒にいたことが分かり、警察は事件に関わった疑いが強まったとして、25日正午すぎ、殺人の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、鈴木容疑者は逮捕前の任意の事情聴取に対し、事件への関わりを否定
していたということです。
警察は大仲さんと鈴木容疑者の間に、何らかのトラブルがあったとみて詳しいいきさつなどを調べることにしています。
以上。
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