アイコン 川崎重工業/3月決算 増収増益 潜水艦1隻受注も

同社は当期について次のように説明している。

1、船舶海洋事業
連結受注高は、潜水艦1隻や液化ガス運搬船(LNG運搬船、LPG運搬船)5隻を受注した結果、前期に比べ613億円増の1,792億円。
連結売上高は、LPG運搬船やばら積み船などの建造量が減少したものの、LNG運搬船の建造量が増加したことなどにより、前期に比べ94億円増収の903億円。
営業損益は、売上の増加や受注工事損失引当金の戻入などにより前期に比べ46億円改善し26億円の営業利益。

2、車両事業
連結受注高は、シンガポールLand Transport Authority新線向け地下鉄電車などを受注したものの、北米向けや国内向け大型案件のあった前期並みの1,314億円。
連結売上高は、北米向け売上等が減少したことなどにより、前期に比べ264億円減収の1,215億円。
営業利益は、売上の減少や利益率の低下などにより前期に比べ15億円減益の60億円。

3、モーターサイクル&エンジン事業
連結売上高は、中南米向けやタイ向け二輪車が減少したものの、四輪車や欧州向け二輪車が増加した結果、前期に比べ69億円増収の3,292億円。
営業利益は、主に新興国における競争激化や固定費の増加などにより、前期に比べ11億円減益の149億円。バイク、汎用エンジン、水上オートバイなど。

4、航空宇宙事業
連結受注高は、防衛省向けやボーイング社向け787分担製造品の受注が増加し、前期に比べ706億円増の3,570億円。
連結売上高は、防衛省向けやボーイング社向け777・787分担製造品が増加したことなどにより、前期に比べ443億円増収の3,250億円。
営業利益は、売上の増加や円安の影響により前期に比べ100億円増の363億円と大幅な増益。

5、ガスタービン・機械事業
連結受注高は、航空エンジン分担製造品や産業用ガスタービン、天然ガス圧送設備などの受注が増加し、前期に比べ137億円増の2,357億円。
連結売上高は、航空エンジン分担製造品や水力機械などの増加により、前期に比べ295億円増収の2,187億円。
営業利益は、航空エンジン新規プログラムの開発費償却や研究開発費などが増加したものの、売上が増加したことなどにより前期に比べ7億円増益の112億円。

6、プラント・環境事業
連結受注高は、ガス・ツー・ガソリンプラント、ボイラ発電設備などの受注により、前期に比べ995億円増の2,034億円。
連結売上高は、LNG貯槽プラントやボイラ発電設備などが進捗したことなどにより、前期に比べ172億円増収の1,211億円。
営業利益は、売上は増加したものの、利益率の低下などにより前期並みの65億円。

7、精密機械事業
連結受注高は、自動車産業向けをはじめとする各種ロボットの増加などにより、前期に比べ89億円増の1,362億円。
連結売上高は、油圧機器が前期並みだったものの、自動車産業向けを中心とする各種ロボットの増加などにより、前期に比べ125億円増収の1,357億円。
営業利益は、売上は増加したものの、利益率の低下などにより前期並みの109億円となったとしている。

連結/百万円
売上高  
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期
1,303,778
57,484
63,627
23,323
13年3月期
1,288,881
42,062
39,328
30,864
14年3月期
1,385,482
72,351
60,605
33,541
15年3月期
1,486,123
87,259
84,288
51,639
15期/14期比
7.3%
20.6%
39.1%
54.0%
16年3月期予想
1,650,000
102,000
100,000
69,000
16期予/15期比
11.0%
16.9%
18.6%
33.6%
 
[ 2015年4月28日 ]
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