アイコン JFE西日本製鉄所でまた火災 バケツ壊れ大やけど 溶鉄200トン漏出 水島コンビナート

JFEスチールでは、4月6日、同じ西日本製鉄所の福山市の「冷延工場」で火災があっていた。

<今度は水島コンビナートで肝心の溶けた鉄入りバケツ壊れる>
18日午後10時半過ぎ、倉敷市の水島コンビナートにある「JFEスチール西日本製鉄所」で、溶けた鉄を入れていたバケツ状の容器が壊れて鉄が漏れ出し、作業員1人が熱風で全身をやけどする大けがをしたほか、4人がけがをした。
鉄鉱石を溶かした鉄を直径約4メートル、高さ4メートル80センチの円筒形の容器に入れ、不純物を取り除く作業をしていた際、容器が壊れて、溶けた鉄、約200トンが流れ出たという。
この事故で、JFEスチールの26歳の男性作業員が熱風により全身をやけどする大けがをしたほか、下請会社の20代から40代の男性作業員4人がやけどなどのけがをした。
いずれも命に別状はないという。
警察によると、現場の工場は屋根などが損傷し、崩壊する危険があるため、現場検証はまだ行えない状況だという。

製鉄所の事故、昨年は新日鉄、今年はJFEのようだが、老朽化施設において、一番重要な設備機器の安全確認が日常疎かになっているようだ。

JFEは「冷延工場」の火災同様、今回の大やけどを負った溶鉱炉の溶けた鉄が入ったバケツが壊れるというとんでもない事故、及び施設建屋が崩壊の危険性があるほどの損傷を受けているにもかかわらず、JFE-HDもJFEスチールも何も発表していない。
普通だったら、どこの上場企業も地域住民や関係者・株主等に対してお詫びのリリースを行うのであるが、お殿様気取りなのだろう。こうした態度では新日鉄同様、また事故を起こすことになろう。

[ 2015年4月20日 ]
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