スマホ第一四半期出荷台数世界ランキング サムスン増加 中国勢減少
中国では、通信各社がスマホ販売の補助金の大幅削減を行い、また、消費経済低迷もあり、 今年第1四半期の中国勢の出荷台数は1億600万台で、昨年第4四半期(10~12月)より▲12.7%も減少した。また、iPhone7も年末までにピークを迎えている。
一方、サムスンは中低価格品のGALAXY「A」「E」の出荷を大幅に増加させ、アップルとの市場格差を拡大させた。(ただ、中低価格品は中国勢メーカーと競争となっていることから、自社工場の稼働率との兼ね合いもあり利益は薄い)
4~6月の第2四半期には、サムスンのS6シリーズが販売され、アップルとの差は拡大すると見られる。しかし、9月には、販売開始されるiPhone7により、その差もまた縮小する。
勢いのあったネット販売の小米科技はランク落ちとなっている。
勢いのあったネット販売の小米科技はランク落ちとなっている。
<2015年第一四半期(1~3月)出荷台数ランキング>
1、サムスン(今回市場シェア27.8%)
2、アップル(同19.9%)
3、ファーウェイ(前四半期4位)
4、LG(前四半期期5位、同6.2%)
5、レノボ(前四半期期3位、同6.1%)
<2014年通年は>
2014年スマートフォン出荷台数ランキング /百万円
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順位
|
ベンダー
|
国
|
出荷台数
|
シェア
|
伸率
|
1
|
サムスン
|
韓
|
318.2
|
24.5%
|
0.6%
|
2
|
アップル
|
米
|
192.7
|
14.8%
|
25.5%
|
3
|
ファーウェイ
|
中
|
73.6
|
5.7%
|
50.4%
|
4
|
レノボ
|
中
|
70.0
|
5.4%
|
54.1%
|
5
|
LG
|
韓
|
59.2
|
4.6%
|
24.0%
|
|
その他
|
|
587.3
|
45.1%
|
44.2%
|
合計
|
|
1,301.1
|
100.0%
|
27.6%
|
|
・IDC版
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[ 2015年4月20日 ]
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