アイコン 北朝鮮の平昌オリンピック参加と余波

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北朝鮮の参加表明で韓国の文政権はすべてをかなぐり捨て大喜び。
15日から北朝鮮の平昌オリンピック参加の南北協議が行われ、平昌五輪の期間中に、三池淵管弦楽団の団員など約140人からなる芸術団を派遣。芸術団はソウルと五輪開催地の江原道・江陵で祝賀公演を行うことが決定。約30人のテコンドー演武団も江原道・平昌とソウルで公演が決定した。

次に、開会式入場は統一旗で合同入場が決定した。

オリンピック試合では、韓国側の提案により女子アイスホッケーでの合同チーム結成が決定、また、北朝鮮東部の馬息嶺スキー場での、南北選手の合同練習実施も決定している。
(韓国女子ホッケーチームは、今になっての政府命令による今回の事態に戸惑いを隠せないでいる)
約230人の大応援団の派遣も合意され、韓国側と合同応援を行う。

ただ、アイスダンスやそのほかの競技での参加はまだ決定していない。

<500人陸路韓国へ入国>
北朝鮮は、民族オリンピック委員会代表団、選手団、応援団(美女応援団、美女舞踊団+楽団)、テコンドー演武団、記者団の総勢約500人を韓国の平昌オリンピックに派遣し、京義線陸路を利用し韓国へ入国する。
(国連制裁により飛行機や船舶での韓国入国はできない)。

それに加え、南北朝鮮は、平昌オリンピックとは、ほとんど関係ない金剛山での文化交流事業を開催することも決定した。

<金剛山観光>
金剛山は北朝鮮の観光名所、出身地である現在財閥の鄭周永会長により、1998年から観光ツアースタート。当初、海路だけだったが2004年から陸路1本となっていた。2008年7月、韓国人観光客が誤って規制地に入り、北朝鮮軍に射殺されて以来、金剛山観光は中断している。この間、離散家族の再会事業も金剛山で行われていた。

今回の文化交流事業を継続されれば、実質的な金剛山観光の復活であり、北朝鮮は外貨が獲得できる。
(韓国政府は、あくまで以前のような観光ツアーではなく、文化交流・離散家族再会事業として、実質的な金剛山観光を復活させるものと見られる)

 韓国政府は、20日にスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部で開催される南北協議で、北朝鮮に対し定期的な南北スポーツ交流を提案する。

<北朝鮮500人派遣>
今後、北朝鮮から平昌五輪に派遣される500人の費用負担問題が浮上する。韓国側は宿舎と食事など直接経費の提供は行えるが、国連制裁下それ以上はできない。また、土産も持って帰せないという。

テコンドー演武団はソウルでも公演することから、開催費用・入場料の問題や出演料などの問題も生じてくる。

国連制裁下、平昌五輪南北対談については、北朝鮮の同盟国の中国は別にしても(他山の石の)欧州諸国や毎日コロコロ変わる米トランプも賛成しており、派生する文化交流事業についても流れは一緒だろう。
ただ、韓国の保守派や日本、米国の国務省や米軍OBの補佐官などの北朝鮮懐疑派は、韓国政府に対して国連制裁の厳格な履行遵守を求めている。

<五輪後>
五輪後実施される米韓合同軍事演習の「キーリゾルフ」+「フォール・イーグル」につき、韓国軍の参加人数問題が浮上する。昨年、韓国軍は30万人を動員していた。韓国軍が参加人数を大幅に縮小させ米国離れを引き起こさせるのが北朝鮮の平昌五輪参加の真の狙いでもあろう。韓国に対し貿易制裁中の中国も大喜び、韓国政府にとって、中国が制裁を解除してくれることも期待できる。
しかし、前年同様の韓国軍の参加人数ならば・・・。

米38ノースによると、北朝鮮は、一方で、潜水艦によるSLBM発射実験の段取りも取っているようだ。(ロシア発では、北朝鮮は人工衛星打ち上げも計画しているという)
Work Continues on the Submersible Sea-launched Ballistic Missile Test Stand Barge at Nampo

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[ 2018年1月18日 ]

 

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