アイコン エアバス「A320neo」エンジン欠陥問題

 

 

米エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニーは、納入したエンジンのエアバス「A320neo」十機余りが運航停止を余儀なくされる原因となったエンジン修正を取りやめ、異常の修復に取り組んでいる。
計画が公になっていないことを理由に匿名で語る関係者は、耐久性の問題から新型に取り替えていたいわゆるナイフエッジシール(流体用シール)を、旧来のものに戻す。欧州航空安全機関(EASA)もこの措置を承認した。

関係者の1人は、飛行停止を解除するためEASAの耐空性改善命令に従い、修正を受けていないエンジンを全機で少なくとも1基の装着を完了したと述べた。
複数の関係者によると、プラット・アンド・ホイットニー親会社のユナイテッド・テクノロジーズ最高経営責任者(CEO)であるグレゴリー・ヘイズ氏が21日中にこの問題で声明を発表する見通し。

航空会社は、エンジンをCFMインターナショナル社のLEAP-1Aエンジン、またはプラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のPW1100G-JM エンジンのどちらかを選択できる。

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エアバス社は、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のエンジンを搭載して納入したA320neoの約3分の1に欠陥が見つかり、最大級の顧客であるIndiGoへの納入を一時停止していることを明らかにした。

この問題に起因し、EASAは2月9日に2018-0041-E緊急耐空性改善通報を出していて、この通報で飛行中のエンジン停止(IFSD:in-flight shut-down)と離陸中止(RTO:Rejected Take-Off)の事案が報告されていて、洋上ETOPS運航の中止を指示し、エアバスは予防的にこの問題に対処するためPW1100G-JMエンジンを搭載したA320neoシリーズの引渡を延期している。

↓「A320neo」
A320neo

 

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[ 2018年2月22日 ]

 

 

 

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