アイコン DNA 第3四半期決算 501億円の赤字露呈 米ngmoco, Inc.の評価損も

 

 

ディー・エヌ・エーは、12月までの9ヶ月間の累計決算で、主力のゲーム事業などに関連する多額の損失を計上し、最終的な損益が▲501億円の赤字に転落した。業績の悪化を受けて南場智子会長らが役員報酬の一部を自主返上する。

発表によると、ディー・エヌ・エーの9ヶ月累計決算では、売上高が前年同期比▲3.7%減の911億円。一方、最終的な損益は、前年の80億円の黒字から▲501億円余りの赤字に転落した。
これは、国内のスマホゲームの売り上げが振るわなかったほか、過去に買収したアメリカのゲーム関連企業ngmoco, Inc.の資産価値を見直して、多額の損失を計上したことが主な要因。
この時期の最終赤字は、ディー・エヌ・エーが2005年に東証に上場して以来初めてで、業績の悪化を受けて、南場智子会長と守安功社長の2人は、役員報酬50%を3ヶ月間、自主返上する。
守安社長は5日、記者団に対し「実力ベースで赤字となり、責任を感じている。ゲーム事業の稼ぐ力が落ちて大きな損失につながったが、来年度の後半には期待できる有力なゲームを出す計画で、黒字への転換を図りたい」と述べた。
以上、

スマホゲーム業界を代表する企業の1社の同社、日本のスマホゲーム熱はとっくに冷めており、また、ゲーム企業が多すぎ、これといった別次元の新作もなく、韓国ゲーム業界が中国からスマホ新作ゲームをTHAAD制裁により停止されているにもかかわらず、中国でも世界でも日本発のヒット作はない。横一列で、脳みそが手塚治虫のような人物が日本に再来しない限りダメなようだ。

 
DNAは2010年に最大で4.03億米ドル(約342億円/当時85円)で米カルフォルニア州のゲーム開発・配信業のngmoco, Inc.を全額買収していた。
今や、世界ではポーランドのスマホゲーム業界が大ヒット作を連発し、熱視線を浴びている。北欧⇒東欧⇒次は? 日本のゲーム業界はマンネリから逸脱しない限り、少子化進行、低賃金化の指導の財界と政府にあり、先は暗い。
打破するにはゲーム業界は社員を3年間、海外で研修と開発に当たらせ、日本語の、日本的な脳みそを、変えさせるしかないだろう。ただ、曖昧模糊な日本的なものがヒットしてくる事態がないとも限らない。

 

DNA 2020年3月期 第3四半期決算
連結/百万円
売上高
営業利益
←率
経常利益
株主利益
19/3期Q3
94,646
8,583
9.1%
11,595
8,007
20/3期Q3
91,162
-44,161
 
-39,212
-50,179
20Q3/19Q3比
-3.7%
 
 
 
 
20/3期予想
124,116
20予/19期比
 
 
 
 
 
19/3期
124,116
13,512
10.9%
18,069
12,709
18/3期
139,390
27,503
19.7%
30,390
22,981
17/3期
143,806
23,178
16.1%
25,628
30,826
20年3月Q3
総資産
純資産
 
帰属資本
帰属率
263,217
30,893
 
194,936
74.1%

 

[ 2020年2月 6日 ]

 

 

 


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