アイコン クラスター対策班 大分24人国立病院集団感染はカルテ感染の可能性示唆 全感染者情報

 

 

大分市の国立病院機構大分医療センターで発生した新型コロナウイルスの集団感染について、センターを調査している厚生労働省のクラスター対策班が感染拡大の原因の一つに、カルテなどを介した「接触感染」を挙げていることが26日、県への取材で分かったと報道されている。今後、対策班と感染経路の特定を進める。

接触感染は、厚労省が「飛沫(ひまつ)感染」とともに挙げる主な感染方法の一つ。くしゃみやせきにより手に付いたウイルスが物に付着し、その物を触ることで感染する危険性がある。

県と対策班は、センター絡みの感染者24人のうち医師や看護師、患者ら16人が同じ病棟に集中していると特定。カルテや医学的知見に基づき、院内感染の発生時期を今月1日以降と認定した。

ただセンターは、医師や看護師に診察時などのマスク着用を義務付けるなど「飛沫感染への対策は取っていた」(県)。

そこで浮上するのが「接触感染」。

県によると、対策班は、医師や看護師が扱うカルテや電子機器にウイルスが付着し、受け渡す際に感染が広がった可能性を指摘。

県健康づくり支援課の藤内修二課長は「厚労省の助言を踏まえ、感染経路の特定や感染予防策の検討を進める」としている。

 センターでは、感染した看護師ら2人が発症後も出勤していたほか、感染患者の60代女性を持病の「間質性肺炎」と判断し、PCR検査が遅れたことも判明。

県はセンターの対応についても検証する。

一方、センター絡みの感染者24人のうち、入院していた患者7人は転院先の県内6病院で感染が分かった。

県は全体像を把握するため、センターの全職員と入院患者計612人に加え、出入り業者、転院先6病院の関係者に対し、濃厚接触の有無にかかわらずPCR検査を実施した。26日に全1107人の検査を終え、25日までに判明した24人以外の感染者はいなかった。

以上、報道参照

2例目3例目の夫も妻も、倦怠感・熱・食欲不振があるにもかかわらず、A診療所も医師会病院も国立病院も、感染を疑わず、診断を誤ったための集団感染。

国立病院に医師会病院から緊急搬送された妻の診断「間質性肺炎」とする際、事前に夫も同じ初期症状だと伝えられていたかどうかが重要なポイントだが、夫は17日までA診療所が見続けており、伝えられなかった可能性が高い。

夫は18日医師会病院へ行き感染検査を受けるよう指示され、19日に検査を受け感染が確認された。その間、16・17・19日(感染検査を受けた日)に国立病院に入院中の妻を見舞っている。

初診者は町医者に行くようにした医療行政が、A診療所がいつまでも夫婦を診てしまったことにも起因している。

 

2020

国立病院大分医療センター 集団感染=クラスター

3

 

年齢

住所

仕事

経緯

 

3

1

30

大分市

接客業

3日陽性

陰性化で退院

19

2

60

臼杵市

自営業

19日陽性

3例目の夫

19

3

60

臼杵市

無職

19日陽性

2例目の妻

臼杵男性は11日A診療所⇒臼杵市医師会病院⇒19日環境研究センターで陽性⇒県立病院

妻も夫同様11日A診療所⇒臼杵市医師会病院⇒16日救急搬送⇒国立病院大分医療センター⇒(19日検査陽性)⇒県立病院移送

20

4

30

大分市

国立病院

濃厚接触

23例目に

20

5

20

大分市

国立病院

濃厚接触

20

6

20

大分市

国立病院

濃厚接触

20

7

30

大分市

国立病院

濃厚接触

20

8

80

大分市

無職

濃厚接触

21

9

80

大分市

無職

濃厚接触

57例目に

21

10

80

大分市

無職

濃厚接触

48例目に

21

11

90

大分市

無職

濃厚接触

21

12

80

大分市

無職

濃厚接触

21

13

90

大分市

無職

濃厚接触

22

14

20

大分市

国立病院

濃厚接触

213例目接触

22

15

50

大分市

国立病院

濃厚接触

22

16

80

大分市

無職

濃厚接触

7例目に

22

17

50

大分市

県立病院

濃厚接触

9例目に

22

18

80

大分市

無職

濃厚接触

7例目接触

22

19

90

臼杵市

無職

濃厚接触

7例目接触

22

20

20

大分市

国立病院

濃厚接触

810例接触

22

21

30

大分市

国立病院

濃厚接触

 

23

22

20

大分市

国立病院

濃厚接触

14例目接触

24

23

70

大分市

 

 

国立病院患者

25

24

20

大分市

国立病院

 

 

25

25

40

大分市

国立病院

 

 

・大分県立病院は感染症の指定病院

3例目が16日に緊急入院した国立病院から7人の患者が6つ病院に転院している。

 

 

 

 

[ 2020年3月27日 ]

 

 

 


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