倒産要約版 「相国最中」の(有)紀の国屋(東京)/破産開始決定
和菓子製造販売の(有)紀の国屋(所在地:東京都武蔵村山市三ツ藤1-93-2、代表:曽我部岩雄)は5月16日、東京地裁におい破産手続き開始決定を受けた。
負債総額は約13億円。
以下要約。
経営破綻 要約版 JC-NET |
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1 |
破綻企業名 |
(有)紀の国屋 |
2 |
本社地 |
東京都武蔵村山市三ツ藤1-93-2 |
3 |
代表 |
曽我部岩雄 |
4 |
設立 |
1952年7月. |
5 |
資本金 |
710万円 |
6 |
業種 |
和菓子製造販売業 |
「相国最中」「おこじゅ」「あわ大福」など |
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7 |
売上高 |
以前のピーク期、約18億円 |
2021年5月期、約12億円 |
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8 |
破綻 |
2022年5月16日. |
自己破産申請 |
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2022年5月16日. |
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破産手続きの開始決定 |
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9 |
申請代理人 |
髙井信也弁護士(髙井・村山法律事務所)ほか |
電話:03-5318-3450 |
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10 |
破産管財人 |
竹山拓弁護士(飯沼総合法律事務所) |
電話:03-3567-7319 |
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11 |
裁判所 |
東京地方裁判所 |
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負債額 |
約13億円 |
13 |
破綻事由 |
同社は「相国最中」などの和菓子製造販売会社、店舗は一時20店舗あまり展開していた。しかし、2000年代は小泉政策の官庁や企業の聖域なき削減により土産類の販売が大幅減少、2010年代はアベノミクスでは企業は減税もあり空前の利益を出すも還元せず内部留保に務め、一方で消費者に対しては消費税増税で消費不況に陥り売れず、2020年からは新コロナ事態で何もかも売れなくなり、同社は過去の工場の設備投資にかかわる借り入れ負担も重たくなり、また不採算店の撤退などに伴い財務内容も悪化させ、さらに昨今の原材料の高騰から資金繰りにも窮し、今回の事態に至った。 |