アイコン 3月の首都圏の分譲マンション発売▲19.7%減 契約率は良好


不動産経済研究所が発表した3月の首都圏の分譲マンションの発売状況は前年同月比▲19.7%減の2,492戸。都23区、神奈川県、千葉県が落ち込んだ。
◎平均価格6,518万円、㎡単価97.6万円、ともに3ヶ月連続上昇。
◎初月契約率は75.2%、2ヶ月連続して好不調の境である70%をクリアしている。

1、発売戸数
発売 2,492 戸、対前年同月(3,103 戸)比 611 戸、19.7%減、対前月(2,287 戸)比 205 戸、9.0%増。

2、地域別発売戸数とシェア
東京23区は1,049戸(シェア42.1%)、
東京都下は247戸(同9.9%)、
神奈川県は627戸(同25.2%)、
埼玉県は325戸(同13.0%)、
千葉県は244 戸(同9.8%)。
東京都のシェアは52.0%。

 

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3、初月契約率は75.2%。
前年同月比 1.6 ポイントアップ、前月比では 1.9 ポイントアップ。
’22 年 2 月 73.3%、1 月 58.4%、’21 年 12 月 73.5%、11 月 79.9%、10 月 71.4%、9 月 67.7%。

4、平均価格・㎡単価は戸当り平均価格は6,518万円、1㎡当り単価は97.6万円。
前年同月比では平均価格は188万円(3.0%)のアップ、㎡単価は4.1万円(4.4%)のアップ。
前年同月比では平均価格、㎡単価ともに3ヶ月連続アップ。

5、地域別平均価格・㎡単価
東京23区は▲1.5%ダウンの7,947万円、3.4%アップの129.5万円、
都下は▲4.0%ダウンの5,450万円、▲9.3%ダウンの76.4万円
神奈川県は▲0.2%ダウンの5,564万円、1.0%ダウンの80.7万円、
埼玉県は21.4%アップの5,961万円、19.7%アップの83.1万円
千葉県は2.1%アップの4,651万円、0.8%アップの63.4万円

6、即日完売物件(1物件34戸)
① ハイムスイート西千葉 1 期 1・2 次 34 戸
千葉市稲毛区4,075万円/49.7万円 平均1倍・最高1倍

7、超高層物件
3月の超高層物件(20階以上)は14物件で計390戸、契約率は90.8%
(前年同月は17物件666戸、契約率は70.4%だった)。

8、販売在庫数は3月末時点5,881戸、
前月末比で▲265戸減少(’22 年 2 月末 6,146 戸、’21 年 3 月末 7,357 戸)。

9、4月の発売戸数予測数は3,000戸程度の見込み。
(21年4月は2,089戸、20年4月は686戸、19年4月は1,421戸、18年4月は2,342戸・・・19年10月消費税増税あり)。
以上、

埼玉県の分譲マンションが過熱化している。高くしても売れることからマンション立地も利便性がよい物件が多くなっている。
ただ、埼玉人気はマスコミにより作られ、遅れて人気化しているもの、それ以前は神奈川だった。次は千葉県が注目されることになる。
新コロナの経済回復で建設資材の鉄鋼・スチールの国際相場は上昇しており、セメントも製造過程の燃料費が高騰しており今後上昇する。内装材の木材も暴騰していたものの少し落ち着いてきている。ただ、日本はシベリア産材の輸入も多く、岸田政権の院政をしく麻生氏や安倍氏は生粋の米国派でもあり、輸入制限すれば日本では再び高騰することになり、分譲マンションの建設代金は上昇し続けることになる。ただ。新コロナ資源エネルギー・穀物高やウクライナ問題が一巡するまでだろうが・・・。


 

[ 2022年4月18日 ]

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