6月の民間コメ在庫、56%増の243万トン(過去最高)、需要▲4%減
需給バランス崩壊か
米屋やコメ問屋がコメを買い占めた結果、2000円~2500円だったコメ価格が4000~5000円に跳ね上がり、ブランド米の一部では8000円の価格まで上昇して販売されていた。
しかし、通常在庫である170万トン前後、早場米収穫の8月前にはさらに150万トン台まで減る民間在庫。ところが、抱え込んだコメ問屋が価格暴騰で売り惜しみ、市場供給量を減らし、2024年8月から2025年12月まで価格は暴騰し続けた。
結果、年間で一番民間在庫が減少する6月末の民間在庫が243万トン、あまりにも大きな在庫となっている。
コメは生鮮食料品、例年(2023年まで)、新米に比べ鮮度も味も大きく落ちも価格も大幅に落ちる。
しかし、ここ2年農水省の生産計画の失敗、および農水省管轄のハゲタカが巣食う堂島コメ先物取引所の本格開設もあり、価格が暴騰し、同じ食管制度にある小麦は輸入に依存し、価格はそれほど上がらず、消費者のコメ離れまで生じている。
農水省などによると、民間在庫は今年6月末243万トン、昨年6月末の155万トンに比し、88万トン増、率にして56%増と大幅に増加していると発表している。
減少の米の需要…米離れ・・・少子高齢化の中
更に政策がコメを暴騰させた結果、今年6月までの1年間の需要は683万トン、前年の711万トンから▲28万トン減、率にして▲4%減り、コメ離れも生じている。
一方、今年のコメの収穫量も需要の見通しより大幅に多い732万トンが予想され、この結果、来年6月末時点の民間在庫量は、今年をさらに上回ることが予想されている。
在庫が増えていることから、すでに九州など一部の地域では農協が生産者に仮払いすることしの「概算金」が昨年より大幅に下がっている。
九州では、昨年秋収穫の九州のブランド米が地場スーパーチェーン店の一部では税込5キロ3000円前後と今年初めの4000円超から大幅に下がっている。目玉商品になると地元ブランド米は税込で3000円を切り販売されている(トライアル)。
(大型の米問屋は、7月後半から8月の早場米収穫により、6月までに倉庫を空ける必要もあり、投げ売り状態に移行している/※例年6月は在庫が一番減少する月)
鈴木農相は昨年10月の農相就任時、「米価格は市場に任せる」と発言した結果、昨年は前年より多く収穫されたにもかかわらず、また、収穫時期にはコメ価格は下がるのが通常であるが、市場のコメ価格は12月まで高騰し続けた。東京出身で東大-7年間農水省だが、消費安全局畑で、農業政策には関与していない。山形出馬は父親の出身地で国会議員の候補者選定で競争が少ないことからか。
それが今になって農水省に対しての生産者・米問屋からの圧力により、高価格での価格安定化に向けて、政府備蓄米を大量購入しようと内閣に働きかけている。
政府備蓄米は、民間在庫が大幅に増加しており、購入する必要はない。
政府備蓄米は例年20万トン購入、5年間備蓄(備蓄量100万トン)し、5年経過米は通常では家畜の飼料用の価格で処分されている。
鈴木農相は政府備蓄米を今年20万トンの入札を行っており、さらに多くの量の購入を内閣に打診しているようだ。理由はコメ価格暴落回避だ。
昨年、市場介入しないと宣言したにもかかわらず、実質、市場介入する動きだ。こんな農水相の下で、日本國のコメはじめ食管制度は崩壊、食料の管理監督が行われている。
民間在庫が6月末としては90万~100万トン増加しており、政府が備蓄米の購入を再開させる状況には全くない。
スクロール→
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米生産量推移 |
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米生産量 |
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年 |
百万トン |
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2010 |
848 |
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2015 |
799 |
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2020 |
776 |
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2021 |
756 |
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2022 |
726 |
|
2023 |
716 |
|
2024 |
734 |
|
2025 |
746 |
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2026予 |
732 |
スクロール→
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コメ価格推移/スーパー価格/農水省版 |
堂島先物 |
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各月第1週の価格/精米/税込/5キロ |
60k玄米 |
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平均 |
銘柄 |
ブレンド |
170限 |
|
2025/2. |
3,829 |
3,857 |
3,688 |
月初 |
|
2025/3. |
4,077 |
4,115 |
3,916 |
7月現在は7月24日 |
|
2025/4. |
4,217 |
4,307 |
3,940 |
|
|
2025/5. |
4,268 |
4,434 |
3,895 |
|
|
2025/6. |
4,176 |
4,443 |
3,834 |
|
|
2025/7. |
3,589 |
4,261 |
3,106 |
|
|
2025/8. |
3,737 |
4,239 |
3,190 |
|
|
2025/9. |
4,155 |
4,344 |
3,725 |
|
|
2025/10. |
4,142 |
4,440 |
3,419 |
|
|
2025/11. |
4,316 |
4,573 |
3,732 |
34,810 |
|
2025/12. |
4,321 |
4,469 |
3,969 |
36,270 |
|
26/1. |
4,267 |
4,441 |
3,851 |
33,650 |
|
26/2. |
4,204 |
4,294 |
3,947 |
35,000 |
|
26/3. |
4,013 |
4,114 |
3,755 |
33,340 |
|
26/4. |
3,873 |
3,941 |
3,659 |
35,150 |
|
26/5. |
3,742 |
3,809 |
3,534 |
31,200 |
|
26/6. |
3,644 |
3,715 |
3,427 |
33,250 |
|
26/7. |
3,403 |
3,455 |
3,216 |
31,260 |
|
7月現在(13~19日 |
3,373 |
3,450 |
3,128 |
29,150 |

米の消費者物価指数
2020年、新コロナ異常時、外食産業が大不振に陥りコメ需要が落ち、怖気づいた農水省が銭を出して減反政策強化、結果、新コロナ後の需給バランスが拮抗、コメ問屋の買い占めが始まり、ハゲタカの堂島コメ先物取引所(2024年8月)まで本格開設され、流通市場にコメが回らず、価格を暴騰させた。お上の農水省は誰一人責任を取っていない。
スクロール→
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米とパンの消費者物価指数の推移 |
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総務省版 |
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2020年平均を100 とした指数 |
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米類 |
食パン |
|
2021/12. |
93.4 |
100.0 |
|
2022/12. |
107.3 |
114.1 |
|
2023/6. |
95.0 |
115.0 |
|
2023.12. |
115.3 |
122.7 |
|
2024/6. |
116.3 |
122.0 |
|
2024/9. |
125.6 |
122.3 |
|
2024/12. |
165.1 |
121.9 |
|
2025/3. |
195.3 |
127.5 |
|
2025/6. |
213.5 |
127.8 |
|
2025/9. |
208.2 |
126.5 |
|
2025/12. |
221.9 |
126.6 |
|
2026/3. |
208.5 |
126.8 |
|
2026/6. |
195.0 |
125.8 |
|
6月インフレ率 |
-8.7 |
-1.5 |





