【神奈川】小田原の「さえんふーず」が破産 地域スーパーを展開、最後の螢田店は2025年閉店
神奈川県小田原市で地域密着型スーパーマーケット「さえんふーず」を展開していた有限会社さえんふーず(神奈川県小田原市、法人番号:8021002051823)が、2026年9月14日、横浜地裁小田原支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は小田原市内で鴨宮店、久野店、螢田店などを展開していた地域スーパー。店舗網を順次縮小し、2025年11月には最後まで営業していた螢田店も営業を終了していた。
有限会社さえんふーずが破産手続き開始決定
有限会社さえんふーずは2026年9月14日、横浜地裁小田原支部から破産手続き開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第469号。
債権届出期間は同年10月23日までで、財産状況報告集会などは12月16日に予定されている。
| 法人名 | 有限会社さえんふーず |
|---|---|
| 法人番号 | 8021002051823 |
| 所在地 | 神奈川県小田原市 |
| 主要事業 | スーパーマーケットの運営 |
| 過去の店舗 | 鴨宮店、久野店、螢田店など |
| 破産手続き開始決定 | 2026年9月14日 |
| 裁判所 | 横浜地方裁判所小田原支部 |
| 負債額 | 確認できず |
小田原で半世紀以上、地域スーパーを展開
さえんふーずは、小田原市内を中心に食品スーパーを展開してきた地域密着型の事業者だった。
2020年の地域報道によると、同社は当時、鴨宮、久野、蓮正寺に店舗を構えていた。鴨宮店は約50年前に38坪のスーパーとして始まり、野菜や鮮魚、精肉などの生鮮食品に加え、店内で製造する弁当や総菜などを販売していた。
一部店舗は「全日食チェーン さえんふーず」として案内されていたが、今回破産手続き開始決定を受けたのは店舗を運営していた有限会社さえんふーずであり、全日食チェーンの運営主体そのものとは別法人である。
鴨宮店、久野店と店舗を順次閉鎖
長年地域で営業してきた一方、店舗網は次第に縮小した。
鴨宮店は2020年3月末で閉店。閉店当時の地域報道では、大手食品スーパーなどの台頭が進む中で営業を終えることが伝えられていた。
その後も久野店と螢田店の営業を続けていたが、久野店は2025年1月31日をもって閉店した。
最後の「さえんふーず螢田店」も2025年11月に営業終了
最後まで残っていた「さえんふーず螢田店」も2025年11月26日に営業を停止し、閉店した。
小田原市が以前公開した資料でも、同店は有限会社さえんふーずの店舗として確認されており、別事業者の店舗を同社の店舗と誤認したものではない。
また、2026年9月時点では旧螢田店所在地の店舗区画が貸店舗として募集されていることが確認でき、同じ場所で「さえんふーず」が別事業者によって営業を継続している事実は確認できない。
久野店についても現在は閉店扱いとなっており、今回確認した範囲では「さえんふーず」の名称を引き継いで別法人や個人事業者がスーパーを営業している事実は確認できなかった。
店舗閉鎖から約10カ月後に法人破産
最後の店舗だった螢田店が営業を停止したのは2025年11月26日。その後、法人は2026年9月14日に破産手続き開始決定を受けた。
鴨宮店、久野店、螢田店と店舗を順次閉鎖していたことは確認できるものの、破産に至った具体的な資金繰りの状況や負債額、直接的な破綻原因については、現時点で裏付けの取れる公開情報を確認できない。
このため、大手スーパーとの競争や原材料価格、人件費など一般的な食品スーパーを取り巻く経営環境を、今回の破綻原因として直接結び付けることはできない。
古い店舗情報には営業表示も
インターネット上には現在も「さえんふーず久野店」「さえんふーず螢田店」について営業時間などを掲載する店舗情報ページが残っている。
しかし、これらには閉店前の情報が更新されずに残っているものが含まれる。久野店と螢田店はいずれも閉店が確認されており、古い店舗情報ページの存在を現在の営業継続の根拠とすることはできない。
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