閉店・閉鎖情報

アイコン 【東京・浅草】老舗パン店「テラサワ」が10月末閉店 70年以上の歴史、生クリームコロネで親しまれる


東京都台東区浅草の老舗パン・洋菓子店「テラサワ・ケーキ・パンショップ」が、2026年10月31日をもって閉店する。店舗公式サイトで発表されたもので、昭和20年代から70年以上にわたって続いてきた浅草の老舗が営業を終える。

同店は浅草寺北側の観音裏と呼ばれる地域に位置し、サンドイッチや調理パン、菓子パン、洋菓子などを製造販売してきた。中でも生クリームコロネは代表的な商品として知られ、長年にわたって地域住民や来街者に親しまれてきた。

 

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昭和20年代創業、浅草観音裏で70年以上営業

テラサワは昭和20年代に浅草で創業した老舗店。公式サイトの店舗紹介では1950年創業と記載されている一方、閉店告知では昭和24年以来営業してきたと説明されており、創業年の記載に差異がある。このため、正確な創業年については断定を避けるが、70年以上の歴史を持つ店舗であることは確認できる。

当初は洋菓子店としての性格が強かったが、その後パンの販売にも力を入れるようになった。店名に「ケーキ」と「パン」の両方を掲げているのも、洋菓子を起点とした店舗の歩みを反映したものとなっている。

浅草では観光客向けの新しい飲食店や土産物店が数多く出店する一方、テラサワは手作りのパンと洋菓子を中心に営業を続けてきた。

名物「生クリームコロネ」は洋菓子づくりから誕生

同店を代表する商品が「生クリームコロネ」だ。甘さを抑えた生クリームと、サクッとした食感のパンを組み合わせた商品で、店舗公式サイトでも一番人気として紹介されている。

過去の店舗取材によると、生クリームコロネは洋菓子づくりの技術をパンに応用する発想から生まれた。既存のチョコレートコロネをもとに、生クリームを使用した商品を試作したところ、店の看板商品へと育ったという。

サンドイッチや調理パンにも独自の工夫を施しており、卵黄に米油、アマニオイル、酢などを使った自家製マヨネーズを使用。菓子パンには独自配合のカスタードクリームやチョコレートクリーム、レーズンクリームなどを用いてきた。

洋菓子についても、生クリームやバター、特注のリンゴ加工品など素材にこだわった商品を展開。パンと洋菓子の両方を店内で手作りする販売形態が特徴だった。

2025年には原材料高騰で価格改定 閉店理由は明らかにせず

テラサワは2025年2月1日、商品の価格を改定した。公式サイトでは、前年春から原材料の値上がりが続いていることを理由に挙げ、従来の味を維持するため価格改定を実施すると説明していた。

ただし、今回の閉店発表では具体的な営業終了理由は明らかにされておらず、原材料価格の上昇と閉店の直接的な因果関係は確認できない。

同店は公式サイトで長年の利用客に感謝を伝え、10月31日で営業を終了すると発表した。店舗跡地の利用計画や、別の場所での営業継続についても現時点では公表されていない。

昭和から平成、令和にかけて浅草で営業を続けてきた老舗パン・洋菓子店が、70年以上にわたる歴史に幕を下ろすことになる。

テラサワの店舗概要

項目 内容
店舗名 テラサワ・ケーキ・パンショップ
所在地 東京都台東区浅草
創業 昭和20年代
主な商品 生クリームコロネ、サンドイッチ、調理パン、菓子パン、洋菓子
最終営業日 2026年10月31日

 

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