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アイコン 【倒産企業続報・群馬】LOOK TECが破産 売上20.67億円から1400万円、採血不要の血糖値測定器も開発


群馬県太田市の光学・健康関連機器開発会社「LOOK TEC株式会社」が、前橋地裁太田支部から破産手続開始決定を受けた。

決定は2026年9月17日付。上毛新聞の報道によると、負債額は2025年12月期時点で約2億9300万円。

同社はパソコン用光ディスクドライブに使われる光ピックアップの開発で成長し、2018年12月期には売上高約20億6700万円を計上した。一方、2025年12月期の売上高は約1400万円まで縮小していた。

 

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光ピックアップで売上20億円超

LOOK TECは2011年6月に設立。パソコン用光ディスクドライブの中核部品となる光ピックアップユニットの開発・設計から事業をスタートした。

公式サイトによると、約6年間で11機種の光ピックアップを開発。その後は培った光学技術を生かし、スマートフォン向けカメラモジュールの開発・評価や光センサー商品の開発にも事業領域を広げた。

業績面では2018年12月期に売上高約20億6700万円を計上したが、その後は光ピックアップの需要減少などで収入が縮小したとされる。

群馬大学と「糖質モニタ」を共同研究

旧主力事業が縮小するなか、LOOK TECが次の事業として力を入れたのが、光センサー技術を応用した健康・医療分野だった。

2016年には群馬大学理工学部との共同研究を開始し、2018年には群馬大学医学部と「糖質モニタ」の共同研究開発契約を締結。同年には第二種医療機器製造販売業の許可を取得し、医療機器製造業としても登録した。

2019年には群馬銀行の「ぐんぎんビジネスサポート大賞」で優秀賞を受賞。研究開発では群馬大学と共同で「グルコース量算出方法」「血液測定装置」などの特許出願も進め、一部は特許登録されている。

健康管理機器だけでなく、基礎化粧品やNMNを含むサプリメントなどにも事業を広げていた。

破綻前年にも「採血不要」の測定器を開発

健康機器の研究開発は破綻直前まで続いていた。

2025年5月には、Ⅰ型・Ⅱ型・妊娠糖尿病患者と内科医の計1,022人を対象に血糖値測定器について調査。採血を必要としない「非侵襲型血糖値測定器」の技術開発を進めていることを公表していた。

群馬大学との共同研究や特許取得まで進んでいた一方、今回確認した公式サイト、公開特許、プレスリリースの範囲では、この測定器が医療機器として承認され、本格販売に至ったことまでは確認できなかった。

2025年の売上高は約1400万円

上毛新聞の報道では、2025年12月期の売上高は約1400万円まで減少し、債務超過となっていた。同社は2026年7月末までに事業を停止し、9月17日に破産手続開始決定を受けた。

光ピックアップで20億円を超える売上規模まで成長した一方、需要構造の変化を受けて光センサーや健康・医療、化粧品、サプリメントへと事業領域を広げたLOOK TEC。破綻前年まで新たな測定機器の研究開発を続けていたが、売上規模の縮小に歯止めをかけることはできなかった。

法人名 LOOK TEC株式会社
所在地 群馬県太田市
法人番号 3030001089085
設立 2011年6月
資本金 1億9000万円
主な事業 光ピックアップ、光センサー、健康管理機器、化粧品・サプリメントなど
売上高 約20億6700万円(2018年12月期)/約1400万円(2025年12月期)
負債 約2億9300万円
破産開始 2026年9月17日
裁判所 前橋地裁太田支部

 

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