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アイコン 【倒産企業続報・山形】小国町「長崎屋」のナガサキヤが破産 負債約7300万円、年商1.34億円から2000万円に減少


山形県西置賜郡小国町で婦人服販売店「長崎屋」を運営していた株式会社ナガサキヤが、2026年10月14日に山形地裁米沢支部から破産手続き開始決定を受けたことについて、負債総額が約7300万円に上ることが判明した。

同社は1948年創業の老舗衣料品小売業者。1990年5月期には約1億3400万円の年売上高を計上していたが、人口減少や町外への消費流出などにより販売が低迷。2025年5月期の年売上高は約2000万円まで減少し、赤字経営となっていた。

出店していた「白い森ショッピングセンターアスモ」では、施設の商業スペースを運営する協同組合が2025年4月に事業を停止。その後、核店舗のスーパーマーケットを運営する企業も事業を停止し、施設の集客力が低下したことも業績悪化に影響した。

 

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1948年創業、小国町で婦人服や紳士服を販売

ナガサキヤは1948年に創業し、1970年5月に法人改組された衣料品小売業者。山形県南西部の小国町を地盤に、婦人服を主体として紳士服や雑貨などを販売していた。

地元には同業者が少なく、1990年5月期には年売上高約1億3400万円を計上するなど、地域の衣料品需要を取り込んでいた。

その後は町内の商業施設「白い森ショッピングセンターアスモ」の1階に「長崎屋」の店舗を構え、衣料品や雑貨の販売を継続。地元商工団体の小国町商工会が2017年12月に公開した会員紹介にも、婦人服小売業の事業者として掲載されていた。

地域商店11人が出資、1997年開業の「アスモ」に出店

小国町では、人口減少や町外への買い物流出に対応するため、1993年3月に地元商店の11人が出資して「協同組合小国ショッピングセンター」を設立した。

1997年7月には、公共施設を併設する「白い森ショッピングセンターアスモ」が開業。協同組合は建物の1階と3階の商業スペース部分を所有し、テナントへの賃貸や販売促進活動、イベントなどを手がけていた。

ナガサキヤも出資企業の一つとして、1階の商業エリアに店舗を構えていた。

同施設は地域の商業機能を集約する拠点として整備されたものの、その後は消費低迷や人口減少などを背景にテナント撤退が進み、施設運営そのものが厳しい状況となっていた。

ショッピングセンター運営組合が2025年に経営破綻

アスモの商業スペースを所有・運営していた協同組合小国ショッピングセンターは、テナント撤退や賃貸収入の減少などによって経営が悪化。2025年4月7日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。

同組合は2003年3月期に約1億400万円の年収入高を計上していたが、近年は4000万円台に減少。2024年10月末には100円ショップも撤退し、集客力の低下が進んでいた。組合の負債は当時約5億円とされていた。

2025年4月の組合事業停止時点では、ショッピングセンター内のスーパーや衣料品店などは営業を続けていた。

しかし、その後の同年9月には、核店舗のスーパーマーケットを運営していた企業も事業を停止。施設全体の集客数が大きく減少し、入居するナガサキヤの販売にも影響が及んだ。

なお、協同組合小国ショッピングセンターとナガサキヤは別法人であり、それぞれの経営破綻は区別する必要がある。

小国町も買い物環境の悪化を公表

アスモの商業機能を巡っては、小国町も2025年9月19日付で公式見解を公表している。

町の発表によると、当時、アスモの1階フロアは協同組合小国ショッピングセンターの破産手続きに伴い、破産管財人が管理する状況となっていた。

町は、町民の買い物に大きな不便が生じていることを認め、管財人や関係者との協議を進めていると説明していた。

地域の買い物拠点を維持するために整備された商業施設で、運営主体の経営破綻と核店舗の事業停止が重なり、入居テナントの営業環境も厳しさを増していた。

年商1億3400万円から2000万円へ減少、2026年9月に事業停止

ナガサキヤの業績は、町内の人口減少や消費の町外流出などを背景に縮小を続けた。

1990年5月期に約1億3400万円あった年売上高は、2025年5月期には約2000万円となり、ピーク時と比較して約85%減少。同決算期には赤字を余儀なくされていた。

さらに、アスモの商業スペース運営組合や核店舗の事業停止によって客足が減少し、売上回復の見通しも立たなくなった。

こうした状況から、2026年9月7日までに事業を停止。その後、10月14日に山形地裁米沢支部から破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は2025年5月期末時点で約7300万円。ただし、破産手続き開始までに変動している可能性がある。

なお、店舗の正確な最終営業日や在庫の処理、事業承継の有無などについては確認できていない。

会社概要

法人名 株式会社ナガサキヤ
所在地 山形県西置賜郡小国町
創業 1948年
法人改組 1970年5月
主要事業 婦人服・紳士服・雑貨などの小売業
店舗名 長崎屋
出店施設 白い森ショッピングセンターアスモ
1990年5月期年売上高 約1億3400万円
2025年5月期年売上高 約2000万円
事業停止 2026年9月7日までに
破産手続き開始決定 2026年10月14日(山形地裁米沢支部)
負債総額 約7300万円(2025年5月期末時点、変動の可能性あり)
法人番号 3390001011351

関連記事:【山形】小国町の婦人服小売業「ナガサキヤ」が破産 地元商工会の会員紹介にも掲載

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