建設業の倒産情報

アイコン 【倒産企業続報・長崎】土木工事のマツシタが破産開始 負債約2.17億円、1991年設立の大村市建設会社


長崎県大村市の土木工事会社「株式会社マツシタ」が、2026年10月19日に長崎地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約2億1,700万円(9月の既報値)。

同社は2026年9月に破産を申請しており、JC-NETでは9月18日に経営破綻を報じていた。今回、裁判所による正式な破産手続き開始決定が明らかになった。

1991年7月設立の同社は、大村市を拠点に土木工事や宅地造成などを手掛けていた建設会社。過去の建設業許可情報では土木、建築、舗装、水道施設、解体など13業種の許可記録が確認できる。

 

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9月の破産申請から10月19日に破産手続き開始決定

マツシタは1991年7月設立。資本金は4,160万円。本店を長崎県大村市に置き、土木工事や宅地造成などを中心に事業を展開していた。

経営面では大口工事のキャンセルが発生し、資金繰りが悪化。2026年9月10日、長崎地裁大村支部に破産を申請したと報じられた。

負債総額は約2億1,700万円とされ、JC-NETでも同年9月18日に破産申請を報じている。

その後、10月19日に破産手続き開始決定を受けた。今回の決定によって破産手続きが正式に開始されたことになる。

なお、約2億1,700万円という負債額は破産申請時の既報値であり、裁判所が今回新たに確定した金額ではない。

関連記事:【長崎】大村市のマツシタが破産申請 大口工事キャンセル響く、負債約2億1700万円(2026年9月18日)

土木・建築・解体など13業種の建設業許可記録

同社は土木工事を主力とする一方、過去の建設業許可情報には幅広い工事業種が記載されている。

確認できた許可番号は長崎県知事許可第007864号。一般建設業として、土木工事業、建築工事業、大工工事業、とび・土工工事業、石工事業、屋根工事業、管工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、舗装工事業、内装仕上工事業、造園工事業、水道施設工事業、解体工事業の計13業種が掲載されていた。

ただし、これらは建設業許可データに記録された業種であり、すべての工事について実際の施工実績があったことを示すものではない。また、破産開始決定後の許可の有効性については確認できていない。

大村市の指定給水装置工事事業者一覧にも掲載

大村市上下水道局が公開している「指定給水装置事業者一覧[市内]」には、株式会社マツシタの名称が掲載されている。

同一覧の所在地は破産法人の登記所在地と一致しており、同社が給水装置工事に関係する指定事業者として登録されていたことが確認できる。

給水装置工事は、住宅などの給水管の新設、改造、修繕に関わる工事であり、指定事業者の登録が必要となる。

ただし、市の一覧に名称が残されていることをもって、現在も営業や工事の受注を続けているとは判断できない。破産後の指定状況、未完成工事への対応、事業承継の有無については確認できていない。

破産管財人を選任、2027年1月に報告集会

今回の破産手続きでは、青野悠弁護士が破産管財人に選任された。

事件番号は令和8年(フ)第106号。財産状況報告集会、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、2027年1月13日午前10時に指定されている。

今後は破産管財人のもとで、同社の財産状況や債権債務関係などが整理されることになる。

一方、残された工事契約の有無や、取引先・発注者への具体的な対応については確認できていない。事業の譲渡先やスポンサーについても、現時点で確認できる情報はない。

株式会社マツシタの会社概要

法人名 株式会社マツシタ
所在地 長崎県大村市
法人番号 5310001008915
設立 1991年7月
資本金 4,160万円
主な事業 土木工事、宅地造成など
建設業許可記録 長崎県知事許可第007864号、13業種(過去の記録)
破産申請 2026年9月10日(既報)
破産開始決定 2026年10月19日・長崎地裁
事件番号 令和8年(フ)第106号
破産管財人 青野悠弁護士
負債総額 約2億1,700万円(破産申請時の既報値)

参考資料:JC-NET・2026年9月18日既報、Gビズインフォ法人情報、大村市上下水道局・指定給水装置事業者一覧、建設業許可データ。負債額は破産申請時の既報値。

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