【埼玉】秩父の「ギフトハウスタカノ」が破産申請準備 売上4.84億円から2.59億円に減少 負債2.2億円
埼玉県秩父市で贈答品専門店「ギフトハウスタカノ」を展開していたタカノ(有)が、2026年9月24日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債総額は2025年6月期末時点で約2億2,000万円で、今後変動する可能性がある。
同社は1969年創業のギフト用品販売会社。秩父市内の店舗に加え、大手ECモールや自社通販サイトを活用して事業を展開してきたが、実店舗の販売減少とインターネット通販の価格競争によって収益が悪化。2025年6月期の売上高は、2年前の約半分に落ち込んでいた。
秩父で半世紀以上 冠婚葬祭向け贈答品を販売
タカノは1969年7月に創業し、1986年7月に法人化した。秩父市内に「ギフトハウスタカノ」を構え、結婚式の引き出物や出産内祝い、香典返し、各種記念品などを取り扱っていた。
商品はコーヒー、のり、調味料などの食品ギフトをはじめ、タオル、洗剤、入浴剤、食器、カタログギフトなど多岐にわたり、個人客のほか、地域の結婚式場や法人向けの贈答需要にも対応していた。
自社通販サイトでは、秩父の味噌やワインなど地域産品も紹介。包装やのし紙、メッセージカードなどを組み合わせた贈答品サービスを提供していた。
EC販売へ軸足を移すも価格競争が収益を圧迫
新型コロナウイルスの感染拡大以降、実店舗での販売が減少したことから、事業の中心はインターネット通販へと移っていった。大手ECモールなどへの出店を通じて販路を確保し、2023年6月期には年売上高約4億8,400万円を計上していた。
しかし、EC市場では同業者との価格競争が厳しく、販売額の確保が利益の改善に結び付かない状況が続いた。その後、大手ECサイトからの撤退もあって売上規模が縮小した。
2025年6月期の売上高は約2億5,900万円と、2023年6月期から約2億2,500万円減少。赤字決算が続き、収益面と資金繰りの両面で厳しい経営を強いられていた。
返済条件の見直しを経て事業停止 負債約2億2,000万円
同社は金融機関への借入金返済条件の見直しなどを進めていたが、業績の回復には至らず、9月24日に事業を停止した。
事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備を進めている。負債総額は2025年6月期末時点で約2億2,000万円。
なお、同社が運営していた通販サイトには現在も商品情報や会社概要が掲載されているが、実際の受注・発送状況や、事業を引き継いだ主体の有無については確認できていない。2026年10月12日時点で、破産申請日や破産手続開始決定も確認されていない。
会社概要
| 法人名 | タカノ有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県秩父市 |
| 創業 | 1969年7月 |
| 法人化 | 1986年7月 |
| 店舗名 | ギフトハウスタカノ |
| 主要事業 | ギフト用品・贈答品販売、通信販売 |
| 売上高 | 約4億8,400万円(2023年6月期)/約2億5,900万円(2025年6月期) |
| 手続き・状況 | 2026年9月24日事業停止、自己破産申請準備 |
| 負債総額 | 約2億2,000万円(2025年6月期末時点) |
| 法人番号 | 6030002121513 |
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