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アイコン 【高知】年商108億円のパチンコ店運営・平和商事が破産申請準備 5店舗から1店舗に縮小、負債約5億円


高知県須崎市のパチンコ店経営業者、有限会社平和商事(高知県須崎市新町、法人番号:5490002010605)が、2026年10月31日に事業を停止し、11月4日付で破産申請の準備に入った。負債総額は約5億円。

同社は1968年3月に「平和会館」の屋号で創業した老舗パチンコホール運営会社。須崎市を中心に店舗網を広げ、最盛期の1998年12月期には5店舗で年商108億2,600万円を計上していた。

しかし、2005年以降は集客力の低下した店舗を相次いで閉鎖し、近年は「HEIWA NEXUS」の1店舗のみを営業。年商も約12億円まで縮小していた。最後の営業店舗だったHEIWA NEXUSも10月31日に閉店し、創業58年で事業継続を断念した。

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1968年創業、須崎市から高知市へ店舗網拡大

平和商事は1968年3月、「平和会館」の屋号で個人創業した。

須崎市内を中心にパチンコ店の出店を進め、市内に3店舗を構えるなどして経営基盤を確立。その後、高知市にも商圏を広げ、1988年2月には高知市旭町に旭店を開設した。

さらに1996年6月には須崎市西町にアネックス店を開設するなど、多店舗展開を推進した。

店舗網の拡大に伴って売上高も増加し、最盛期となった1998年12月期には5店舗合計で年間売上高108億2,600万円を計上。地域を代表するパチンコホール運営企業の一社として事業を展開していた。

2005年以降は店舗閉鎖が相次ぎ、5店舗から1店舗へ

しかし、2005年以降は集客力の低下した店舗の営業継続が難しくなり、店舗の閉鎖を進めていた。

かつて5店舗を運営していた事業規模は次第に縮小。近年は須崎市桐間東の「HEIWA NEXUS」1店舗のみの営業となっていた。

パチンコ情報サイト「みんパチ」には、須崎市大間西町にあった「ANNEX」が2021年2月15日に閉店したとの記録も残る。ただし、1996年に西町で開設したアネックス店との所在地表記には違いがあり、移転などの詳細は確認できていない。

店舗の減少に伴って売上規模も縮小し、近年の年商は約12億円程度となっていた。

ピーク時の108億2,600万円と比較すると、売上高は約9分の1の規模に縮小したことになる。ただし、この比較には店舗数が5店舗から1店舗に減少した影響も含まれており、既存店の売上高が同じ割合で減少したわけではない。

最後の「HEIWA NEXUS」も10月31日閉店

最後まで営業を続けていたのは、須崎市桐間東のパチンコ店「HEIWA NEXUS(ヘイワネクサス)」だった。

パチンコホール情報サイト「P-WORLD」に掲載された店舗情報によると、同店はパチンコ280台、パチスロ120台の合計400台を設置。駐車場400台を備える店舗として営業していた。

しかし、2026年10月31日をもって閉店した。

店舗情報サイト「みんパチ」でも同日付の閉店が記録されている。また、10月21日には店舗入口に閉店告知が掲示されていたとする利用者の投稿も確認できる。

HEIWA NEXUSの閉店によって、平和商事が運営していたパチンコ店はすべて営業を終了した。

ピーク年商108億円から12億円へ、売上規模約89%縮小

平和商事の経営規模の変化は、売上高にも表れている。

時期 年間売上高 店舗数
1998年12月期 108億2,600万円 5店舗
近年 約12億円 1店舗

※近年の売上高について、具体的な決算期は確認できていない。売上高の比較には店舗数の減少による影響が含まれる。

最盛期と比較した売上高の減少額は約96億2,600万円、減少率は約88.9%に達する。

2005年以降に店舗閉鎖が続き、事業規模を縮小しながら営業を継続してきたが、残る1店舗での経営維持も困難となった。

なお、直近の損益状況や金融債務の内訳などは明らかになっておらず、負債の具体的な形成過程は確認できていない。

負債約5億円、11月4日付で破産申請準備

店舗閉鎖が相次ぐなか、経営改善には至らず、2026年10月31日をもって事業を停止した。

11月4日付で破産申請の準備に入り、負債総額は約5億円とされる。

1968年の創業から58年。須崎市を拠点に高知市まで店舗網を広げ、ピーク時に年商100億円を超えた地場パチンコホール運営会社が、最後の営業店舗を閉鎖して事業継続を断念した。

なお、現時点では破産申請の準備段階であり、裁判所への正式な破産申請や破産手続開始決定については確認されていない。

地方パチンコホールの経営規模縮小を象徴

今回の経営破綻で注目されるのは、かつて年商100億円を超えた地場企業が、長期間にわたる店舗縮小の末、最後の1店舗も維持できなくなった点だ。

平和商事は須崎市内で営業基盤を築き、高知市にも進出するなど事業を拡大した。しかし、2005年以降は集客力の低下した店舗を閉鎖し、経営規模を縮小してきた。

5店舗から1店舗への縮小は、売上高の大幅な減少につながった。一方、最後の店舗だけで約12億円の年商規模を維持していたことからも、単純に売上高だけでは経営の持続性を判断できないことが分かる。

今回の負債約5億円については、設備投資や金融借入、営業損失などの内訳が確認できておらず、直接的な破綻原因をそれらに結び付けることはできない。

ただ、かつて地域で多店舗展開を進めたパチンコ企業が、集客力の低下に伴う店舗縮小を経て事業停止に至ったことは、地方の遊技場経営を考えるうえで象徴的な事例となった。

有限会社平和商事の企業概要

企業名 有限会社平和商事
所在地 高知県須崎市新町
法人番号 5490002010605
創業 1968年3月
事業内容 パチンコホール経営
創業時の屋号 平和会館
ピーク店舗数 5店舗
ピーク売上高 108億2,600万円(1998年12月期)
近年の売上高 約12億円
最終営業店舗 HEIWA NEXUS(高知県須崎市桐間東)
事業停止 2026年10月31日
法的手続き 破産申請準備(2026年11月4日付)
負債総額 約5億円

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