【福井】元プロ競輪選手が開業した「SPEXGYM」運営会社スペックスが破産 2019年法人設立、指導者育成にも取り組み
福井県福井市でパーソナルトレーニングジム「SPEXGYM(スペックスジム)」を運営していたスペックス株式会社(法人番号:8210001017502)が、2026年10月27日に福井地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は元プロ競輪選手が開業したジムを母体に、2019年4月に法人化。一般利用者向けの運動指導に加え、競技者向けトレーニングや指導者育成、アスリートのセカンドキャリア支援などを目指していた。
元プロ競輪選手が2016年にジムを開業
スペックスジムは2016年12月、福井市で開業した。創業者はプロ競輪選手として約20年間活動した後、健康運動指導士や専門学校の非常勤講師、スポーツクラブのコーチなどを経験。競技生活で培った知識や指導経験を生かして独立した。
公益財団法人ふくい産業支援センターが2019年9月に発行した情報誌「F-ACT」では、県内の創業事例として同ジムを紹介。開業後に事業を軌道に乗せ、2019年4月にスペックス株式会社を設立した経緯が掲載されている。
ジムでは個別指導を中心に、筋力トレーニング、体力強化、ダイエット、健康づくり、自転車競技向けの指導などを提供。一般利用者だけでなく、競技力向上を目指すジュニアアスリートなどにも対応するサービスを展開していた。
アスリートの再就職支援や指導者育成も構想
同社の事業には、競技経験者のセカンドキャリア支援という特徴もあった。
2019年の「F-ACT」では、引退した競輪選手らが現役時代の経験を生かして活動できる環境づくりを目指していたことが紹介されている。スポーツ指導の専門知識を生かした事業展開に意欲を示していた。
また、福井県商工会連合会が公表した補助事業採択一覧には、スペックス株式会社の「スポーツジムの時間貸しと指導者のオンライン育成サービスの展開」が掲載されている。
従来の個別トレーニングに加え、施設の活用や指導人材の育成を事業計画に掲げていたことが分かる。ただし、採択された事業の実施状況や収益化の実績については確認できていない。
10月27日に破産開始決定 負債額は未確認
同社は2026年10月27日、福井地裁から破産手続き開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第309号。破産管財人には西村和浩弁護士が選任され、財産状況報告集会などは2027年2月9日午前10時15分に予定されている。
負債総額、直近の売上高、事業停止までの経緯や破綻原因については確認できていない。
なお、SPEXGYMの公式サイトには鯖江市や越前市の姉妹店も掲載されているが、各店舗の運営法人や現在の営業状況、今回の破産手続きとの関係は確認できない。
スペックス株式会社の概要
| 法人名 | スペックス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県福井市 |
| 法人番号 | 8210001017502 |
| ジム開業 | 2016年12月 |
| 法人設立 | 2019年4月 |
| 主な事業 | パーソナルトレーニングジム運営、スポーツ指導 |
| 運営ジム | SPEXGYM(スペックスジム) |
| 法的手続き | 2026年10月27日、福井地裁が破産手続き開始決定 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第309号 |
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