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アイコン 【倒産企業続報・富山】金型製造の石﨑製作所が破産開始 負債約2.3億円、年商2億円強から1.2億円に減少


富山県魚津市の金型・金型部品製造業者「株式会社石﨑製作所」が、2026年10月26日に富山地裁魚津支部から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。負債総額は約2億3000万円で、その大半を金融債務が占めている。

同社は2026年9月30日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。JC-NETでは10月2日に事業停止を報じており、今回、正式な破産手続きの開始が明らかになった。

自動車部品やOA機器など幅広い分野の金型製造を手がけ、2019年5月期には年間売上高約2億円強を計上。しかし、価格競争の激化やコスト上昇によって採算が悪化し、2026年5月期の売上高は約1億2000万円まで減少していた。

 

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創業半世紀の金型メーカー 自動車部品からOA機器まで対応

石﨑製作所は1970年代から魚津市で金型製造を手がけてきた企業。1990年10月に有限会社として法人化し、2018年10月には株式会社へ組織変更した。

富山県内を主な商圏として、自動車部品やOA機器、家電製品、食品容器などに用いられる金型・金型部品の製造に対応していた。

魚津機電工業協同組合の過去の会員紹介資料では、プラスチック金型部品製造や精密金属部品製造を主な事業として掲載。同社は地域の機械・金属加工業を構成する事業者の一つだった。

なお、創業年月については倒産報道と組合資料で相違があるため、本記事では具体的な創業年月を記載していない。

ダイキャスト金型部品やリバースエンジニアリングも展開

同社の過去の企業紹介資料によると、プラスチック金型に加え、ダイキャスト金型部品の製造にも対応していた。

製造業向け情報サイトには、既存の製品や部品をもとに形状などを再現するリバースエンジニアリングサービスも掲載されていた。

また、金型・金型部品の製造や海外からの金型調達を事業内容として案内していた。

これらは2023年時点の企業紹介資料で確認できる過去の事業内容であり、事業停止直前の受注状況や各サービスの売上規模については明らかになっていない。

年商2億円強から1.2億円へ減少 赤字続き債務超過に

石﨑製作所は2019年5月期に約2億円強の年間売上高を計上していたが、その後は同業他社との競争が激化。価格面で厳しい受注環境が続き、物価高騰によるコスト負担も収益を圧迫した。

2026年5月期の年間売上高は約1億2000万円となり、ピーク時と比較して約4割減少していた。

売上規模の縮小に対して、工場設備の維持費や人件費などの固定費負担が重く、十分な利益を確保できない状況が続いた。

近年は赤字決算が常態化し、財務面では債務超過に陥っていた。収益改善の見通しが立たず、資金繰りも悪化したことから、2026年9月30日までに事業を停止した。

10月26日に破産開始決定 負債の大半は金融債務

同社は事業停止後、自己破産申請の準備を進めていたが、2026年10月26日、富山地裁魚津支部から破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は約2億3000万円。金融機関からの借入金など、金融債務が大半を占めている。

2026年10月31日時点で、破産事件番号や破産管財人、財産状況報告集会などの期日は確認できていない。

事業停止から破産開始決定に至ったことで、同社の債務整理は裁判所による破産手続きの段階へ移行した。

株式会社石﨑製作所の会社概要

法人名 株式会社石﨑製作所
所在地 富山県魚津市
法人番号 2230002007448
法人化 1990年10月
主要事業 プラスチック金型・金型部品、精密金属部品などの製造
2019年5月期売上高 約2億円強
2026年5月期売上高 約1億2000万円
事業停止 2026年9月30日まで
破産手続開始決定 2026年10月26日
決定裁判所 富山地方裁判所魚津支部
負債総額 約2億3000万円(報道額)

※売上高、負債額、経営悪化の経緯は信用調査会社などの調査に基づく報道情報。負債額は破産手続き上の確定額ではない。創業年月と資本金は資料間に相違があるため省略した。過去の企業紹介資料は、破産時点の従業員数や取引関係を示すものではない。

関連記事:【富山】石﨑製作所が自己破産申請へ 売上2億円強から1.2億円、価格競争と固定費重く 負債2.3億円(2026年10月2日)

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