アイコン 2010福岡の分譲マンションシリーズ⑦  福岡市中央区

分譲マンション大票田の福岡中央区は、高級住宅地の大濠や浄水通りを擁し、利便性から天神周辺にも多くのマンションが開発されている。

中央区では現在18棟が販売中であり、最近完売した中にはJR九州の「MJR桜坂二丁目」(2010年8月竣工予定)もあり、身内に売ってしまったのではと疑うほど好調に完売している。地元新興デベロッパーが沈没しているだけに、中央区の開発は、中央資本や地元のJR九州・西鉄など大手の開発が主を占めている。
大濠地区では、アーバンコーポレーションが販売途中に破綻して、施工会社の東急建設が引き続き開発していた「パークプレシャス大濠」は、東急がJR九州を巻き込んでの開発、アーバン時より高価格帯の分を大幅に引き下げ販売していることから、販売は堅調に推移している。
同区で苦戦しているのは、地元大手の西鉄が開発した「グランド・サンリヤン大濠公園タワー」(61戸、09年3月竣工、大濠ボール跡地? )、まだ26戸販売中である。大濠公園へは近いが、地名が草香江になると売れにくいのであろうか。

中央区でも動物園の山向こうの小笹に第一交通産業が開発した大型分譲マンション「アーバンパレス小笹ステージ」(148戸、10年2月竣工)は、まだ100戸販売中であり、苦戦しているようだ。同社は一度当物件の開発を遅らせたが、シビレを切らし開発に入った経緯がある。大型マンションだけに気になるところである。
地元ゼネコンの照栄建設は、分譲マンション開発で千早や比恵で大成功を納めた実績を有し、浄水と白金に開発中。得意の集合住宅建設は、農協関係も減っており、分譲マンション開発は、同社の大きな事業分野になっている。
珍しく清川に分譲マンション「エステムプラザ天神サウスイースン」(44戸)が日商エスコム(大阪)により開発されている。同地において、地元勢での開発は・・・であるが、今では賃貸マンションも立ち並び、町並みも綺麗になっている。天神へも徒歩圏内、当物件の売れ行きによっては同町一帯の開発に火が付くことも考えられる。なお、日商エスコムは東区馬出でも開発している。
 

 
[ 2010年7月 1日 ]
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