アイコン 2010 福岡の分譲マンションシリー⑪/粕屋郡から宗像まで

福岡市近郊の東地区は、大型分譲地が新宮・古賀・福間等JR沿線上に開発されていることから、分譲マンションの開発は総じて少なくなっている。同地では古賀市に第一交通産業が販売しているだけ、同マンションは古賀駅近くに昨年10月56戸竣工させているが、苦戦している状況である。宗像には、大型商業施設「クリエイト宗像」近くにランディックアソシエイツが「アソシア赤間ラグナフォレスト」を開発中であるものの、新宮から宗像に至る福岡東のベッドタウンでは、当該の2棟だけとなっている。

一方、新宮を除く粕屋郡では、大型マンション2棟含め6棟開発されている。西武ハウスが開発した「モントーレヴェルキューブシティ福岡空港駅」は、元福岡地所の住宅展示場跡地であり、259戸と超大型マンションである。棟内に保育所施設を設け、近くにスーパーもあるものの、リーマンショックの影響からか苦戦を余儀なくされている。
作州商事も大型商業施設「福岡東サティ」そばに134戸の大型マンション「エイルマンション福岡東グランディス」を、来年4月竣工予定で開発中。当マンションの販売状況次第では、当地区の開発が見直されることも考えられる。
福岡近郊東に位置する粕屋から宗像にかけては以上である。JR沿線上の開発が殆どなされていない状況は、大型分譲地の開発の影響もあろうが、福岡市東区のマンションが、販売に梃子摺っていることもあり、一循環するまで開発は細ったままと思われる。粕屋郡も、供給過多とも思われる大型マンションが続いたことから、暫く様子見に移るものと思われる。

 

[ 2010年7月20日 ]
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